くらし [ハチオシ!]今年は戦後80年 未来へつなぐ 平和の願い(1)

令和7年(2025年)は、終戦から80年という節目の年です。この機会に、過去の戦争を振り返り、その記憶を心に刻み、平和な社会について考えてみませんか?核兵器の脅威や戦争の悲惨さは、決して忘れてはならないものです。市民一人ひとりが戦争や核兵器のない、平和な社会の大切さを認識しましょう。

■戦時中の八尾の様子
八尾には陸軍大正飛行場(現在の八尾空港)などの軍事施設があり、これらを狙った空襲により周辺の建物や住民も被害を受けました。

■平和を未来へ!「親子記者」体験
長崎を訪れて被爆者や平和関係施設を取材する「親子記者」事業に、八尾市からも親子が参加。体験談はP4-5に掲載しています!

◇今月の市民モデルさん
子どもたちは2人とも「こんにちは赤ちゃん」に載ったことがあるので、市政だよりに載るのは今回が3回目です。初めてのチャレンジでしたけど、子どもたちも楽しんでくれて。普段できない経験を家族でできて、本当にうれしかったです。

■八尾市の非核・平和への歩み
平和を守り、尊ぶ心を育てていくため、本市ではさまざまな取組みを続けています。
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▽1983(昭和58)年度
・八尾市非核・平和都市宣言
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非核・平和都市宣言とは、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願い、非核三原則の遵守を求める立場を表明するものです。平和であることは、市民生活を守るうえでの前提です。その平和への願いとたゆまぬ努力の誓いとして、非核・平和都市宣言を行いました。

▽1986(昭和61)年度
・日本非核宣言自治体協議会に加盟
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日本非核宣言自治体協議会は、人間らしく生活できる真の平和実現に寄与するため、全国の自治体に核兵器の廃絶、平和宣言を呼びかけるとともに、自治体間の協力体制を確立することを目的として活動しています。

▽1993(平成5)年度 宣言10周年
・平和モニュメント設置(本町1 市役所前庭)
市民投票で選ばれた八尾市の平和のシンボル。未来を創造する若い力と強い意志が平和と繁栄への道しるべとなることを願って設置されました。

『光の道しるべ』 作者 山本成男氏
「人々の平和への想い」を象徴し、未来へのメッセージを託すため、手と手の重なりが、「人と人との和」となり、輝く未来に向け伸びゆくさまをイメージしています。

▽2003(平成15)年度 宣言20周年
・「長崎被爆体験講話」を実施
長崎原爆資料館の資料展示や、被爆体験者による市内小中学校での講話事業がスタートしました。現在も毎年、14校の小中学校で実施しています。

▽2013(平成25)年度 宣言30周年
・記念誌「戦争の記憶 伝えたい平和の大切さ」を発行
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八尾市非核平和都市宣言30周年を記念し、市内に残る戦争関連施設などを紹介する冊子を作成。戦争体験者の証言や当時の様子も合わせて紹介しており、身近なところから平和の大切さについて考えてもらうものになっています。この冊子を活用し、毎年「戦争遺跡めぐり」事業が行われています。

▽2023(令和5)年度 宣言40周年
・宣言40周年祈念事業平和のつどい 被爆ピアノ 講演会・コンサート
被爆ピアノ管理所有者・調律師であり、自身も被爆2世である矢川光則さんによる講演と、八尾市出身のピアニスト・山形昂輝さんによる演奏が行われました。

■戦争体験講話~知覧が伝える“特攻の記憶”~
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特攻の歴史や背景を学び、平和の大切さをあらためて考える機会です。今を生きる私たちがその記憶を受け継ぎ、未来へとつないでいきましょう。
・知覧特攻平和会館 講師 桑代照明さんによる特攻隊などに関する講演会(60分)
・八尾市在住のシンガーソングライター 氏家 麻衣さんによるコンサート(30分)

日時:8月19日(火)13時30分~15時
会場:文化会館
定員:100人(当日先着)

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。