- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府八尾市
- 広報紙名 : やお市政だより 令和7年8月号
■高齢健康スポーツ
わが国は高齢化が急速に進み、2019年には65歳以上の人口は総人口の約28.4%になりました。高齢化率も現在世界1位となっています。加齢による体力の推移は20~25歳をピークに低下が始まり、70歳代ではピーク時の約50%になります。さらに筋力、瞬発性、平衡性などが低下しますが、特に平衡機能は低下が著しく、75歳を超えるとピーク時の20%になり、転倒の危険性が高くなることを示唆しています。
このような中、ADL(日常生活動作)を保ち「健康寿命」を延ばすためには健康スポーツが重要とされています。高齢者にとって安全かつ有効な運動は、(1)大きな筋肉を使う全身の運動、(2)十分に酸素を取り入れる運動、(3)筋肉の動きを意識したリズミカルな運動です。
これを満たすのは、歩行を中心とした運動が基本です。30~60分の運動を週に2~5日、毎日ではなく必ず休みを入れ、楽しみながら継続することが大切です。
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