- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府寝屋川市
- 広報紙名 : 広報ねやがわ 令和7年12月号
こころの病は周囲から理解されにくく、生きづらさを感じてしまうこともある一方で、病を抱えながらも、当事者同士で行動する力を社会に生かそうとする活動もあります。
今回は7月に行われた市自立支援協議会「当事者タウンミーティング」に参加した皆さんの声を紹介します。
■当事者の思い
今回のテーマの一つは「くらしの中で困っていること・ストレス」でした。
人間関係やお金のこと、薬とのつきあい方、できなくなったこととの向き合い方など困りごとはいろいろで、お金の使い方や家事のことなども話題に上りました。
「こんな話はなかなかできないので良かった」という感想も聞かれ、日常では困っていることや感じていることをなかなか話せないことが伺えました。
■当事者の力
当事者タウンミーティングでは、話し合うテーマを参加者で選びます。グループにはファシリテーターがおり、一般的には「議論を活性化させ、合意形成まで導く支援者」として会話に加わりますが、ここではファシリテーターも当事者です。
参加者同士がより力を発揮できるよう、同じような立場で参加者の話を引き出していきます。
ときには共感し、ときにはより会話がふくらむよう言葉を投げかけ、参加者一人ひとりが互いを尊重し合う雰囲気をつくっていきます。
ファシリテーターも当事者だからこそ、なかなか聞くことができない当事者の声を引き出してもらえると参加者たちも感じています。
問合せ:
障害福祉課【電話】838・0382
精神科受診やこころの病気についての相談…保健予防課【電話】812・2362
