くらし COLUMN「コラム」

支え合いの現場から

楽しい!から広がる「ささえあい」の輪

3月に開催した「地域ささえあいフォーラム」では、「つながり」の大切さについて、改めて認識させられました。
第1部の厚生労働省職員による講演では、どのようにみんなが生きやすい社会、幸せを感じられる社会にしていくか、というお話をしていただきました。
現代社会では、人口減少や社会構造の変化により、地域や家族などのつながりが希薄化し、孤独を抱える人々が増加しています。そんな状況で、誰もが安心して暮らせるような地域をつくるには、高齢者も障がい者も子どもも、全ての人が地域社会に参加し、支え合うことが重要です。さらに、福祉分野だけでなく、まちづくりや文化活動、環境、地域産業など様々な分野の活動を重ね合わせることで、新たなつながりも生まれます。そのような中、私たちが目指す「幸せ」とは、頑張って創りだそうとするものではなく、ゆるやかに、寛容性をもって育んでいくものであるという言葉が心に響きました。
第2部では、地域で活動する3名の方がパネラーとして参加してくださいました。それぞれの話の中で特に印象に残ったのが、「活動するのが楽しい」、「やっぱり笑顔で活動することが大切」という言葉でした。日々の活動の中では、うまくいかないこと、大変なことがたくさんあります。それでも、仲間とともに新たなつながりを築き、活動の輪を広げていくことに喜びを感じていらっしゃる様子が伝わってきました。
今回の参加者からは、「自分も何か地域のために活動してみたい」、「地域とのつながりを深めたい」という声が多数上がりました。このフォーラムをきっかけに新たな活動が生まれるのでは、と思わず笑顔がこぼれました。
地域で新たな活動団体を立ち上げたい方、または地域活動に興味がある方は、私たち生活支援コーディネーターがお手伝いします。気軽にご連絡ください。

問合せ:社会福祉協議会内
【電話】65-0133