くらし 二十歳の懇談会

1月11日の二十歳のつどいに先立ち、昨年10月19日に「二十歳の懇談会」を開催しました。田尻町に対する思いなど二十歳の若者と町長、教育長が熱心に語り合いました。

(1)二十歳になった思いや抱負
石谷:4月から設計士として働きます。そこで社会人としての腕と自分の腕をどちらも磨いて、立派に成長したいと思います。

片山:20年間支えてくれた両親へ今まで以上に感謝の気持ちを行動に移せる1年にしたいと考えています。

豊留:周りの人たちに支えられてきたことに大変感謝しているので、これから少しずつ大人としての自覚と、自分の行動に責任を持てるようになりたいと思います。

髙木:19歳から20歳の間は、急に大人になったイメージがあります。お酒を飲めることになったのもそのひとつ。誕生日に父と2人で飲みに行きましたが、その時に「もう二十歳なんだ」と実感しました。また、私は消防士になることが夢ですが、二十歳になったタイミングをきっかけに「勉強も始めないと」と思います。二十歳の節目に、一からスタートし始めた印象があります。

阪口:二十歳になり、少しずつ自分で考えて行動しなければならないことが増えてきました。まだ両親に頼っている部分が多いので、今まで育ててもらった分も含め、これから少しずつ恩返しをしていきたいと思います。

(2)田尻町に対する思い
石谷:一番は治安がよくて、住みよい町だということです。安心して住める町だと思います。

片山:田尻町で生まれ育って、住みづらいなと思ったことはありません。学校も環境が整っており、安心できる良い町です。

豊留:平和で穏やかな町で、みんなが優しくて居心地の良い場所だと思います。

髙木:幼稚園から中学生までずっと一緒の同級生という存在がいるのは、田尻町ならではです。「全員幼い頃からの友達」という存在ができるのは、他にない良いところだと思います。

阪口:高校生の頃から町外に行くことが増えたのですが、外に出て初めて、田尻町はすれ違う時に挨拶を交わしてくれる人が多い町だと気づきました。それが田尻町の良いところです。

(3)二十歳になって、あの時こんなことをしてくれたらよかったのにと思うこと
阪口:7年ほど野球をしていましたが、田尻町は野球部がないので、野球部がほしかったと思っています。

髙木:中学生の時の体育祭がコロナで無観客だったため保護者も観覧できませんでした。動画撮影したCDが配布されたのですが、私は熱心に陸上部で長距離に取り組んでいたこともあったため、やはり中学生活最後の体育祭を生で見てもらいたかったという思いがあります。

豊留:ソフトテニス部に所属していましたが、毎日、自分たちで線引きでコートを描いて、簡易の防球ネットを立て部活をしており大変だったため、本物のネットがほしかったです。設備が整っているともう少しきちんと練習できたかなと思いました。

片山:弟がサッカーしているのですが、小学校でサッカーができるようにしてほしいと思います。

石谷:少し前にできたたじりっち公園をもう少し早く作ってほしかったと思います。

(4)町への希望や願い事
石谷:街灯が少なく暗いところが多いと感じます。細い道も多いので、もう少し増やすと安心できるのではないかと思います。治安はいいので(街灯が増えることにより)もっと住みよい町にはなるかと思いました。

町長:街灯は、実は他市町村より多いです。また、ここ数年で全てLED化したので昔よりはかなり明るいと思います。ただし、「もっと増やしてほしい」という意見が多いことも事実です。今の意見をお聞きし、本当に少ないのか、なぜ暗く感じるのか、一度、分析させてもらおうかと思いました。やはり夜道は明るい方が良い。また、治安もさらに良くしたいと考えています。町の賑わいにもつながる、そういった意味での街灯のあり方をみんなで話し合ってみたいと思います。ありがとうございます。

片山:障がいのある人、例えば、足が悪くて思うように生活できない、行きたいけど学校へ行けないなどさまざまな人がいる中で、日常生活に困っている人にさらに手厚くサポートできたらもっと良い町になりそうだと思います。

町長:福祉の充実というものは、途切れることなく検討していくべきものです。障がいのある人もない人も一緒に交流が出来たり、日常生活ができるようにサポートするべきと考えています。もらったご意見を日々の心構えとし、民生部と研究を進めていきます。

豊留:治安が良いので、これからも安心して過ごせていけたらいいなと思います。

町長:防犯対策は必要不可欠なことだと感じていますので、これからもさらに推進していきます。

髙木:田尻町は治安が良く、善い人が多いと感じているが、もし、良くない行動をとる人が出てきたら対策できるのか気になります。

町長:町民で構成される田尻町安全安心住民協議会という団体があります。この団体と教育委員会、行政で連携して、田尻町の環境づくりをしっかりチェックする体制はあります。しっかりと連携を強化し、町の安全を見守っていきたいと考えています。行政としても、良くない行動をとる人に対しては指導すべき段階でしっかりと指導しないといけない。大事なのは町の状況、環境の変化に鈍感にならないことだと考えています。

阪口:田尻町は子育て支援と介護支援が強みだと感じているので継続してほしいです。田尻町の奨学金についても、支援の有無により学ぶ意欲のある学生が学ぶ機会を得られなかったりするため、より充実した支援をお願いします。

町長:子育て支援は今後、重要になると思います。日本の人口が減少する中で、日本の社会を維持できるかどうかは子育て世代にかかっています。子育てに関する環境の整備などは、自治体が主導していくべきものと思います。こども園の充実はもとより、町の皆さん全員で子育てできるようなまちづくりをめざしていきます。介護保険についても、田尻町は小さな町なので、行政と町民の方々の距離が近いからこそのきめ細かな行政サービスはできていると思っています。こちらの方も一層推進してまいります。

教育長:奨学金の返還支援についても、鋭意取り組んでおります。大学で奨学金を借りた際の返済にも、ある一定の条件を満たす人には、町独自の制度でサポートを行う準備もしています。また、頑張る若者応援制度、夢サポートなど皆さんのような若い世代、これから田尻町を担っていく世代の方々を応援する事業を行っています。

■町長より
皆さん、今日はありがとうございました。田尻町は好きですか?(全員が好きと回答)行政にとって、町民の皆さまに関心をどれだけ持ってもらうかという点が大切です。若い皆さんは、これからさまざまなライフステージの変化があると思います。例えば、遠方へ引越したり、就職したら町から離れる可能性もあるかもしれませんが、田尻町に対して、ずっと関心を持ってもらいたいと思っています。
これから学生として学ぶ人もいますし、社会人になる人もいます。皆さんそれぞれの道を歩んでいくと思いますが、田尻町の方々は幼稚園からの同級生がいるという方が多いと考えていますので、その縁はぜひ大事にしてください。最後に(実行委員会の皆さんへ)、1月11日開催の“二十歳のつどい”を成功させてください。それまでもご苦労かけますが、良い式典にしてください。よろしくお願いします。

■教育長より
どうもありがとうございました。皆さんの貴重なご意見をしっかりと受け止め、町長筆頭に取り組んでまいりたく思います。教育についても、若い方々からのご意見を伺うことができ大変良い機会となりました。教育委員会においても誠心誠意取り組んでまいります。
最後に、「二十歳(以下「はたち」という。」というのは特別です。20歳を二十歳と呼ぶのはこの1年だけです。二十歳というのは本当に限られている特別な1年だと思います。みなさんは、今、長い人生の中で大変良い時期を過ごしているはずです。周りの人から「あなた、いくつですか?」と聞かれたら、胸を張って堂々と、「二十歳です」と答えてください。「二十歳」と言えるのは今だけしかないんだから。毎日、日々を大切にしていってほしいと思います。頑張ってください。