しごと [特集]市職員の仕事(1)

神戸のいつもの暮らし
どんな人が支えてる?

道路や空港、河川が安全・安心なこと。
災害に強いまちであること。
その裏側には、専門性を生かして働くたくさんの人がいます。
今号の特集では、神戸の当たり前の日常を支える職員にスポットライトを当てました。

■市民の暮らしを支える人たち
市役所にはさまざまな部署があり、約148万人の暮らしを支えています。
今回は、専門性を生かして働く、4人の技術系の職員の仕事内容を紹介します。

◆(土木)まちを守る縁の下の力持ち
・建設局 東水環境センター 園田純也
◇災害に強いまちづくりを目指して
新卒で入庁して、今4年目です。私は小・中学校で震災教育を受けて、災害に強い安心できるまちづくりに興味を持ちました。大学で土木を専攻して、改めて都市計画やライフライン整備を仕事にしたいと考えたのと、大好きな地元で働きたかったので神戸市を選びました。

◇市民の暮らしを守るために、点検は念を入れて
ここ数年全国で道路陥没事故が相次ぎ、下水道管に注目が集まっていますよね。1951年から下水道整備が始まった神戸では、老朽化した下水道管の修繕・改修が急務。異常がないか、私も先輩職員と担当エリアを回り、下水道管にカメラを入れるなど点検をしています。加えて、市民の皆さんから通報があればすぐに現地へ駆け付け、必要に応じて修繕計画を立て工事を行います。何か起きてからの対応ではなく、何事も起きないように使命感をもって仕事に取り組んでいます。

◇先輩たちと、ライフライン全般の経験を積む
地上からは見えませんが、下水道管ってすごく長いんです。神戸市の場合は、総延長が約4,800km。前の部署では、この非常に長い下水道管の耐震化計画を進めていました。下水道管だけでも、現場での点検と庁舎での計画・設計というさまざまな仕事がありますが、市の土木の仕事は、上下水道、都市計画、道路や河川、港湾、防災、交通政策など、とても幅が広い。経験豊富なベテラン、中堅、若手と層が厚く、現場で学べるので新卒でも働きやすい職場です。

※「建設局下水道部オリジナルグッズ」を抽選でプレゼント!詳細は本紙15面へ

◆(機械)経験を生かし公共を支える誇り
・建設局 西水環境センター 小野風香
◇未経験分野も、挑戦しやすい
電気分野の職員と協力しながら、下水処理場の維持・管理業務を担当しています。施設を長持ちさせるための工事の設計、不具合が起きた際の業者手配、工事の監督などが主な仕事です。民間企業から転職した当初は、市営住宅の建替や設備改修に携わっていました。また、同じ機械の仕事でも、自治体と民間企業では業務の幅に違いがあり、プラントの特殊機械からビルの空調まで、扱う機械も多岐にわたります。民間経験を生かしつつ、さまざまな人と関わり、学びながら、自分の希望次第で新しい挑戦ができる―それが今の仕事のやりがいです。

◇仕事もプライベートも充実
関東の民間企業で数年間働き、結婚を機に神戸市へ転職しました。神戸市は働きやすい制度が整っていて、男性が多い今の職場でも、皆さん育休やフレックス、時短勤務を活用しています。

◆(建築)スケールの大きいものづくり
・港湾局 空港整備課 澤田里美
◇150万都市のまちづくりに憧れて
学生の頃、神戸の都市インフラの活発な開発を見て、憧れを抱きました。兵庫県出身で、神戸で働きたい、ものづくりがしたいという思いから新卒で神戸市に入庁しました。

◇都市計画から設計、整備、活用まで
驚いたのは、仕事の幅や規模感ですね。区役所の建て替えからごみ焼却場や空港の国際線ターミナルの建設、ウォーターフロントの再開発まで。市の建築の仕事は、設計事務所やゼネコン、デベロッパーの領域全てに携われる感じですね。意外かもしれませんが、自分で図面を引く職員もいますよ。

◇100人超の仕事で、建築のリーダーに
神戸空港の国際線ターミナルの建設は、実にたくさんの人が関わったプロジェクトでした。市職員だけでなく、空港で働くことになる国の官庁や航空会社、施設管理者のほか、建設に携わる設計事務所・ゼネコンとも一つのチームになり、約2年で完成。私は建築部門のリーダーを務めたほか、仕様書を全て書きました。大規模な仕事は大変なこともありますが、神戸っていいなと思ってもらえるような仕事がしたいですね。

◆(電気)電気設備のことな何でもおまかせ
・建築住宅局 設備課 萩原寛翔
◇転勤がなく、市民に近い仕事
前職は、鉄道会社で働いていました。転勤がないことを第一条件に、公共性があり大規模な建物に携われる職場を探した結果、出身県の政令指定都市である神戸市を選びました。建築、機械、電気など、さまざまな分野の職員が共に協力できるフィールドにも魅力を感じていますね。今は五色塚古墳館の電気設備(照明・太陽光発電・監視カメラ等)やエレベーター設備の設置を業者の方々と共に進めています。

◇設計から維持管理まで。使い手に寄り添う
働いてみると想像以上にDXが進んでいて、研修制度も充実していると感じました。また、自分で判断できる裁量が大きいので、とてもやりがいを感じています。電気設備を選ぶときも、設置する場所を決めるときも、使う人の立場に立って仕事をしたいなと思っています。

◆新たな高みを目指す神戸のまちを、チームでつくるチャンス
・副市長 小松恵一
長年、市役所で仕事をしてきましたが、関わったものが形に残るのが一番の醍醐味です。設計や施工で部分的に関わる民間企業と違い、自治体では、道路・公園・河川・施設など完成後の利活用を含めた、まちづくり全般に携われます。震災から30年を経て、ダイナミックに変わりゆく神戸で夢を形にしたい―。そんな志をお持ちの方、ぜひ一緒に仕事をしましょう。

◆神戸市役所は受験しやすく、働きやすい
◇採用のポイント
(1)さまざまな採用試験
いわゆる公務員試験対策が不要で、適性検査と面接のみで受験できるものも。
(2)試験は年に複数回実施!
社会人・大卒向けには通年で試験を実施。都合のよい時期に受験が可能です。
(3)働く前に、職員に直接聞ける
社会人も学生も、市の仕事を事前に知れるイベントを開催。1日から参加可能。

◇働きやすい制度
(1)原則、転勤なし
ほぼ全ての人が、神戸市内での勤務なので安心してライフプランを描けます。
(2)さまざまな研修で成長
充実した研修があり、スムーズに業務へ。職員技術研修所などで専門性の高い研修を実施。
(3)充実した自己啓発支援
自ら知識やスキルを習得することも応援。
各種資格取得やスキルアップなど幅広く助成。