- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県姫路市
- 広報紙名 : 広報ひめじ 2025年9月号
9月21日は「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(以下認知症基本法)」によって、認知症の日に定められています。
これを機に、認知症への新たな向き合い方を確認してみましょう。
■比較して分かる!これからの認知症との向き合い方
▽古い認知症観
・他人事、なりたくない、目をそらす、先送り
・分からなくなる、できなくなる
・本人は話せない、周囲は声を聞かない
・おかしな言動で周りが困る
・周囲が決める
・危険重視
・本人は支援されるのみ
・地域で暮らすのは無理
・恥ずかしい、隠す
・暗い、萎縮、諦め、絶望的
▽新しい認知症観
・わが事、お互いさま、向き合う、備える
・分かること・できることが豊富
・本人は声を出せる、周囲は声を聞く
・本人が一番困っている、本人なりの意味がある
・人権重視、自由と安全のバランス
・本人が決める(決められるように支援)
・本人は経験者として、支え手でもある
・地域の一員として暮らし、活躍
・自分は自分、自然体でオープンに
・楽しい、のびのび、諦めない、希望がある
認知症介護研究・研修東京センター「認知症地域支援推進員ガイド2023年3月版」を基に本市作成
■目指す社会の姿
認知症基本法は、共生社会の実現を推進することを目的としています。共生社会の実現には、新しい認知症観を広めていく必要があります。
▽共生社会
認知症の本人を含めた一人ひとりが、その個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会
▽新しい認知症観
認知症になってからも個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って暮らし続けられるという考え方
■お気軽に参加を!認知症カフェ(オレンジカフェ)
認知症の人やその家族が悩みを共有したり、専門家に相談したりできる集いの場です。
対象:市内在住で、認知症と診断された人とその家族
※各開設場所に直接お問い合わせください
ID:6275
▽医療法人公仁会 姫路中央病院
毎月第2月曜・第4金曜日 午後1時半~3時(祝日は中止)
【電話】235-5000
▽兵庫県立はりま姫路総合医療センター
・隔月の第3木曜日 午後1時半~3時(日程変更の場合有)
【電話】263-8319
▽社会医療法人恵風会 高岡病院
・偶数月の第4土曜日 午後2時~3時
【電話】293-0290
■認知症にやさしい集いの場
認知症の人とその家族、地域住民、専門家などが気軽に集い、相互交流を図るとともに、専門家による相談・助言等を受けられる場です。
■認知症サロン
地域住民が運営する通いの場です。認知症であるかどうかにかかわらず、地域の高齢者が自由に参加できます。
まずは、お近くの地域包括支援センターへご相談を
■9/21(日)に姫路城とアクリエ姫路をオレンジにライトアップします
啓発の一環として、認知症支援のシンボルカラーである“オレンジ”にライトアップします。この機会に、認知症の知識と認知症の人への理解を深めましょう。
この記事の問合せ:高齢者支援課
【電話】221-2842