くらし 特集 令和7年度 コスモストーク ~協働で築きあげるまちづくり~(2)

■防災・防犯
Q.防災リーダー育成補助金交付事業を行っているが、防災士の力を活用できていないと思われるため、防災士の活用方法について考えてもらいたい。
市が把握している防災士の数は27名であり、防災士の活動としては、令和6年度末に社会福祉協議会が主体となり、防災士の資格を有する人の交流会を始めたところである。今後も、防災士との連携を高め、地域の防災に役立てていきたい。

■健康・医療
Q.健康ポイント制度が廃止になったが、これまで参加していた人には残念である。廃止になった理由を教えてほしい。
健康ポイント制度は平成27年より開始し、10年が経過したことや、参加者の多くが特定の年代に偏っており、若年層の参加が少なかったことなどの理由から令和6年度で廃止した。より幅広い年代が参加できる新たな事業の検討を進めているところである。

Q.在宅介護や在宅療養が必要となっていく中で、相生市民病院に常勤の訪問診療医を配置してほしい。
相生市民病院の訪問診療については、常勤医師の退職に伴い、非常勤医師での対応となっていたが、8月より常勤の内科医が就任し、常勤医3人体制となった。今後、市民病院の内科診療および訪問診療の一層の充実を図っていきたい。

■都市整備
Q.高齢者を中心に市内全域で交通弱者が多くいると思うが、市内全域に手が届くような補助制度ができないか。
交通に関する課題として、交通弱者が市内全域におられると認識している。その中で令和6年度から2年間のモデル事業として地域乗合タクシー事業を矢野・若狭野地区で実施しており、他の地域への拡大などについて検討しているところである。

■行政一般
Q.現在、広報あいおいは紙での配布となっているが、LINE配信もあるため、電子版への切り替えを検討してみてはどうか。
広報あいおいについては、紙媒体で閲覧されている人が多く、今のところは紙とLINEなどでの配信を併用していきたいと考えている。将来的には電子版への変更も検討したい。

Q.コスモストークでさまざまな要望が出ていると思われるが、何%ぐらい実現しているか。
コスモストークでの要望に対する具体的な実現例としては、(1)地域乗合タクシーの導入(令和6年度開始)、(2)産科オープンシステムの開始(平成27年から健診と分娩の連携体制)、(3)防災行政無線の聞き取りづらさへの対応(令和3年4月からメール・電話・FAXでの情報提供)などがある。

Q.近隣の自治体では地域おこし協力隊を募集していると聞いた。そのような施策は若者の数が増えることにもつながると思うが相生市では検討していないのか。
地域おこし協力隊については、国の過疎地指定等、条件不利地域の自治体が対象となる。相生市の場合はその地域ではないため、地域おこし協力隊の制度を活用することはできない。

■令和7年度コスモストーク結果概要
各地区におけるご意見およびご質問、アンケートへの回答は市ホームページに掲載しています。
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