くらし 新年 年頭のごあいさつ
- 1/42
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2026年1月号
■誇りと魅力が息づく『とよおか』
豊岡市長 門間 雄司
あけましておめでとうございます。
昨年、豊岡市は市制20周年を迎え、11月の記念式典には多くの皆さんにご参加いただきました。若い世代にも参画いただき、まちの未来を担う頼もしい姿に未来への大きな期待を感じる「豊岡らしさ」あふれる温かい式典となりました。この記念すべき日を新たなスタートラインとし、今後も豊岡、城崎、竹野、日高、出石、但東の6つの地域の魅力を活かしながら、市民の皆さんと共に未来へ向かって歩みを進めてまいります。
市政運営にあたり、市民に寄り添い、地域の声に耳を傾けながら「子育て」「経済」「安心安全」「交流」「学び」の5つの柱を中心に施策を推進することが大切であると考えています。
昨年は、子育て世帯を支援するため、フリースクールの運営費補助を創設し、また市営住宅の一部を子育て世帯や若者夫婦向けに利用しやすい仕組みに見直しました。
地域の活力を高めるため、若者やUIターン世代の市内企業への就労を促進する奨学金返済支援制度を創設しました。観光は、コロナ禍からの回復が進み、特に外国人観光客の増加が好調であり、さらに伸ばしていくことが重要です。
安心して暮らせるまちを守るため、自然や社会の変化に向き合う姿勢も欠かせません。記録的な猛暑と渇水に対し、緊急的な農業支援を行い、市街地でのクマ出没対策として関係機関と連携して、県内初の緊急銃猟訓練を実施し、万が一の事態に対応できる体制を強化しました。
みんなで集える地域づくりは、竹野地域で日本初の「バス型日本版ライドシェア」を導入し、運行開始以来、比較的順調にご利用いただいています。
学びと文化芸術を育む場を守るため、豊岡市民会館の長寿命化と機能向上を目指す方針を示しました。休館期間中も文化芸術活動が継続できる支援策を講じてまいります。
さらに、私自身、小中学校への訪問、出張市長室やタウンミーティングなど市内各地で若者、子育て世代、高校生、移住者など多様な皆さんと対話を重ねました。いただいたご意見を大切にし、市政に生かしてまいります。
このまちで暮らす誰もが「豊岡が好きだ」と誇れるように。
豊かな自然、歴史、文化、そして何よりも温かい人々というかけがえのない宝を磨き上げ、市の産業や観光が「このまちだからこそ」の独自の価値を持つように。
「とよおか」ならではの魅力が誇りとなり、その輝きが世界に向けて力強く発信されるように。
今年も、そんな願いを『誇りと魅力が息づくとよおか』という言葉に込め、市政を推進してまいります。
最後になりましたが、市民の皆さんお一人お一人が平穏無事で健やかに過ごされる、よい年でありますことを、心よりお祈り申しあげます。
■豊岡を輝かせるために新たな歩みを
豊岡市議会議長 浅田 徹
あけましておめでとうございます。
令和7年11月16日に「豊岡市制20周年記念式典」が挙行されました。
思い起こせば、新豊岡市は、本市域に甚大な被害をもたらした平成16年台風23号からの復旧・復興からのスタートでした。円山川治水については、築堤(ちくてい)や遊水池の整備、堤防裏法尻補強(ていぼううらのりじりほきょう)などの強靭化(きょうじんか)事業が鋭意推進されています。さらに「いのち・交流・危機管理の道」である北近畿豊岡自動車道路と山陰近畿自動車道路の整備が進められており、令和6年9月には「豊岡出石インターチェンジ」までの区間が開通し、令和7年6月には「竹野道路」も着工されました。これらの高規格道路は、災害時の代替路として機能するとともに、緊急医療における搬送時間の短縮に直結します。公立豊岡病院但馬救命救急センターの開設、ドクターヘリ・カーの運行により、全国有数の住民の「いのち」が守られている地域になりつつあり、大災害から20年を経た今日、安全で安心に住み続けられるまちづくりは大きく前進したと感じています。
「コウノトリ野生復帰」も初放鳥から20年を経て、現在の野外個体数は550羽を超え、豊岡から始まった動きが全国に広がりつつあります。このコウノトリ野生復帰を通した環境と経済の取組みは、世界的な評価を得るまでになりました。また、城崎温泉をはじめとした多様な観光資源による地域活性化の推進、演劇のまちづくりやジェンダーギャップ解消の独自施策も日本中から注目されるなど、着実に歩みを進めています。
しかし、本市は今、人口減少という大きな課題に直面しています。このことは、地域コミュニティをはじめ、地域経済、子育て、医療、介護、教育など多くの分野に影響が波及し、それぞれの分野で新たな課題を生じさせています。この課題から逃げることなく、人口減少に歯止めをかけるため、移住・定住・交流人口増加などをはじめとした豊岡で暮らすことの価値を実感し、地域への愛着と誇りをさらに高める施策の一層の充実が求められています。
そのヒントの1つが、この式典にあったと思います。式典は、準備・運営に多くの若者や移住者、専門職大学生たちが関わり、従来の型にはまらない、若者の独創性・多様性にあふれたものでした。これまでの20年の感謝とこれからの夢をテーマに、中高生、若者、大人たちへ「誰もが主役になれる場所・ここ豊岡!」への未来に向けたメッセージは、豊岡の魅力や可能性を改めて多くの市民の皆さんに知っていただき、豊岡以外の若者がなぜ豊岡を選ぶのかに気付いていただけるきっかけとなり、次の時代へ向けての新たな一歩を踏み出すことができたと思っています。
市議会といたしましても、次世代を担う子どもたちが誇れるまちとして引き継いでいけるよう、議員一同、より一層の研鑽(けんさん)を重ね、全力で取り組んでまいります。
