- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2026年1月号
都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.56 伝統技術 「出石焼」を未来へ
▽横山 命音(よこやま みこと)
埼玉県さいたま市出身。京都府立陶工高等技術専門校で陶芸を学び、現在は永澤兄弟製陶所(ながさわけいていせいとうしょ)で活動中。
好きなものは猫と甘いもの。
◇出石焼とともに、自分らしいものづくりを
私はマレーシアの大学で3DCGを学びましたが、デジタルではなく「手で触れるもの」を作ることに魅力を感じ、陶芸の道へ進みました。卒業後、京都の訓練校でろくろの技術を習得し、2025年5月に地域おこし協力隊として豊岡市へ移住しました。現在は出石地域の永澤兄弟製陶所で、伝統的な出石焼の技術を学んでいます。出石焼の魅力を多くの人に知ってもらうことが私の目標です。
移住後は地域の方々と話す機会が増え、何気ない会話の中に作品づくりの大切なヒントをいただくことも多くなりました。伝統の技を受け継ぐだけでなく、若い世代や、これまで出石焼に馴染みがなかった方々にも「素敵だな」と思ってもらえるような新しい魅力を発信していきたいです。ゆくゆくは、豊岡の美しい風景や、この地で出会った人々のあたたかさを感じられるような器を作り、地元の方はもちろん、観光で訪れる方々にも長く愛される豊岡ならではのものづくりを目指していきます。
◇のどかな風景がくれるインスピレーション
新鮮で美味しい地元の野菜のおかげで豊岡に来てからは自炊の機会が増えました。生産者との距離が近く、食材を通して地域のあたたかさを身近に感じます。
また、豊岡の日常の風景は、思わずカメラを構えたくなるほど美しく、ふとした瞬間に感動することがあります。特に、秋から冬の朝、山々に囲まれた町を幻想的に包み込む霧の風景は、故郷では見られなかった特別な景色で、通勤時の楽しみの一つです。
磁器土の産地は限られており、豊岡が誇る貴重な磁器である出石焼の文化を未来へつなげたいという強い想いがあります。豊岡の豊かな自然や日々の暮らしの中からインスピレーションを得て、この地域の資源を生かした「私ならではの出石焼」を生み出していきたいです。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
