くらし 市政ニュース(3)ー市政の動き 9月定例会報告 市長総括説明から(2)ー

■人生を楽しみお互いを支えあうまち
◇ボートサミット・全国市町村交流レガッタ豊岡大会
9月27日と28日の二日間、県立円山川公苑特設会場で、2012年以来、13年ぶりとなる「第34回全国市町村交流レガッタ豊岡大会」を開催します。
本大会には、全国ボート場所在市町村協議会に加盟する市町村から約800人が参加し、全6種目で熱戦が繰り広げられます。豊岡市議会チームも参加すると伺っているので、ぜひ全国1位を目指して頑張ってほしいと思います。
また、9月27日には、協議会に加盟する市町村の首長や議長が参加する首長会議や議長懇話会も開催されます。さらに、全参加者を対象とした大交流会を城崎温泉街で開催するなど、さまざまな形で交流を深めるとともに、豊岡市の魅力を大いに発信していきます。

■市政の運営
◇市制20周年記念式典の開催
11月16日、市民会館で「市制20周年記念式典」を開催します。式典では、これまでの20年間、市政の発展に尽力いただいた方々への感謝の意を表し、特別表彰を行います。
また、この記念すべき節目に、豊岡市出身で株式会社集英社の土生田高裕(はぶたたかひろ)氏による記念講演会を開催します。土生田氏は、国民的人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の大ヒットを編集者として支えられた方です。講演会では、自身の豊富な経験やふるさと豊岡への思いを交えながら、特に若い世代の皆さんが未来に夢や希望を持てるような話をしていただく予定です。
この式典を通じて、20年の歩みを未来へと力強くつなぎ、私たち一人一人の豊岡への愛着と誇りを一層深める契機としたいと考えています。

◇市役所窓口の開庁時間短縮の試行
現在、市役所の窓口は、職員の勤務時間に合わせて開庁していますが、窓口対応に必要なパソコンとシステムの起動や終了後の書類整理といった、市民の皆さんの目に触れない業務を勤務時間外に行っており、人件費の増加やワーク・ライフ・バランスの確保が課題となっています。
他方で、市民の皆さんの利便性向上への取組みも着実に進めています。特に、土日や夜間でも証明書が発行できるコンビニ交付サービスの利用は、本年4月から6月までの利用割合は、前年同期比で11.5%増加し、全体の29.8%まで達しました。これは、コンビニ交付の利便性が浸透してきたものと考えています。また、認定こども園や放課後児童クラブの入園・入所申請など、これまで窓口で行われていた手続きのオンライン化も順次進めており、市役所に来庁しなくても行政サービスが受けられる環境整備も整ってきました。
こうした状況を踏まえ、市民の皆さんの利便性を維持しつつ、職員の働き方改革も推進するため、12月1日から来年3月末までを試行期間として、開庁時間の短縮を実施したいと考えています。この試行期間を通じて、特段の問題がなければ、来年度から本格実施に移行したいと考えています。

◇長期財政見通し
長期財政見通しは、前年度の決算額を基本に、一般財源ベースで2034年度までの10年間を見通しています。
昨年8月に策定した前回の見通しと比較して、歳入では、市税や普通交付税は減収となったものの、地方消費税交付金やふるさと応援寄附金は増収となりました。
歳出では、公債費などが減額となりましたが、人件費や社会福祉費などの扶助費が増額となったため、年平均での赤字額は、6.4億円から6.8億円へと4千万円増加しています。
長期財政見通しでは、赤字には基金を取り崩して充てることとしています。基金残高が大きく減少していくことは前回の見通しと変わらず、依然厳しい財政状況です。持続可能な行財政運営を目指し、経費節減などに向け、さらに検討を進めていきます。

※市ホームページに「市長総括説明」の全文を掲載しています。