- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年10月号
脱炭素を推進するため、身近な環境問題と家庭でできるエコ活動を紹介します。
■第26回 公共交通機関の利用は環境に良いの?
「公共交通機関を積極的に利用しましょう」という言葉を耳にする機会は多いですが、実際に意識し行動に移すのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、公共交通機関を利用することが環境などにどのような好影響を与えているのかをひもといてみました。
1つ目は、公共交通機関の利用によって自家用車の使用が減少し、排気ガスの排出が抑えられるため、大気汚染を軽減することができるという点です。
2つ目は、公共交通機関は自家用車に比べて多くの人々を同時に運ぶことができるため、1人当たりのCO2排出量が少なくて済む点です。CO2は地球温暖化の原因の1つであり、CO2の排出量が少なくなることは環境を良くすることにつながります。
3つ目は、自家用車の利用が減ると、交通の流れがスムーズになり、渋滞が減少する点です。渋滞が減少することで、ストレスも減り、安全性も高まるかもしれません。
4つ目は、多くの人が公共交通機関を利用することで、その路線や本数が維持され続け、住みやすい環境を残すことにつながる点です。
今回は好影響を中心に説明しましたが、いつでもサッと移動できる自動車は、行きたい時にすぐに出掛けられ、途中でさまざまな場所にも立ち寄ることができるため、快適さを知ってしまったら、そう簡単には利用をやめることはできません。
まずは、自動車でどこかに行く際、身近な方と「相乗り」を呼び掛け合うところから始めてみませんか。また、バスの路線や時間を調べておき、機会をみて利用されてはいかがでしょうか。会議や行事、会社の始業をバスや電車の時間に合わせて設定するなど、社会も併せて変わるといいですね。
NPO法人 暮らしのエコをすすめる但馬の会
・豊岡のってECO(いこう)
※本紙二次元コードよりご覧ください。
問合せ:コウノトリ共生課脱炭素推進室
【電話】21‒9136