- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年12月号
都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.55 城崎温泉の夜に屋台を
▽宝満 玲央(ほうまん れお)
兵庫県神戸市垂水区出身。神戸や大阪で飲食業に携わったのち、屋台で独立を目指して豊岡市へ移住。現在は城崎での開業に向けて準備を進めている。
◇屋台からはじまる人のつながり
2024年12月、妻ともうすぐ2歳になる娘とともに、神戸から城崎へ移住しました。現在は地域おこし協力隊として「屋台づくり」に挑戦しています。お祭りの屋台ではなく、博多のように日常的に人が集まり、食事や会話を楽しめる屋台を目指しています。観光客には旅の思い出を、地元の方には新しい出会いや語らいの場を届けたいと考えています。
兵庫県内ではこのような屋台の事例がほとんどなく、実現には多くの課題があります。それでも地元の方々の知恵や協力を得ながら、少しずつ形にしているところです。試行錯誤を重ねる日々は決して楽ではありませんが、確かな手応えも感じています。
◇城崎で感じるあたたかさ
城崎での暮らしは、人との距離が近く温かいものです。ほぼ毎日温泉に通う中で、地元の方が気さくに声をかけてくださいます。温泉は地域の情報が自然と集まる場所であり、まちのあたたかさや人のつながりを日々感じています。
一方で、人口減少の話も耳にします。だからこそ、私のように移住してくる人や地元に戻る人が増えるよう、屋台を通してまちを盛り上げたいと思っています。協力隊として活動する中で、たくさんの人と出会い、貴重な経験を重ねて、小さな屋台から人とまちの新しいつながりを生み出せることを信じて活動を続けています。
ぜひ、気軽に声を掛けてください。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
