- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県赤穂市
- 広報紙名 : 広報あこう 2025年4月号
■耳鼻咽喉科
ドクターズインタビュー 耳鼻咽喉科 椛(かば)先生に聞きました。
Q:鼻づまりについて教えてください
A:鼻づまりが続くと、息苦しさだけでなく、においが分かりにくくなったり、口(くち)呼吸によってのどが乾燥し、風邪をひきやすくなったりします。また、いびきや集中力の低下、睡眠の質の悪化など、全身の不調につながることもあります。特にお子さんの場合、学習や成長に影響を及ぼすこともあります。
原因としては、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎による鼻の粘膜の腫れ、ポリープ(鼻茸)、鼻の左右を分ける鼻中隔のゆがみ、腫瘍などが挙げられます。
小さなお子さんでは、アデノイド(のどの奥のリンパ組織)が大きくなり、鼻の奥がふさがることもあります。
市販の点鼻薬は一時的に症状を和らげますが、使いすぎると「薬剤性鼻炎」を引き起こし、かえって鼻づまりが悪化することがあるため注意が必要です。
鼻づまりを改善するには、原因に応じた適切な治療が大切です。薬の治療で改善しない場合や、鼻の構造やポリープが原因の場合には、手術を検討することもあります。
鼻づまりが続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
問合せ:市民病院
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