- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県三木市
- 広報紙名 : 広報みき 2025年11月号
■令和6年度水道事業会計決算
水道は市民生活に直結するライフラインであり、社会生活を支える基盤としても重要な役割を担っています。
令和6年度の決算状況をお知らせするとともに、厳しい経営環境の中でも給水サービスの向上を図り、より安全で良質な水道水を安定してお届けできるよう努めます。
◆財政状況
収入は、官公庁用や工場用、営業用などの大口需要家への給水量の増加に伴い、水道料金が前年度と比べて384万円増加したことなどにより、総額は、17億2,588万円となりました。
支出では、前年度と比べて動力費が増加した一方で、受水費・修繕費などが減少し、総額は15億7,598万円となりました。
結果、収支は1億4,990万円の黒字となりました。
▽供給単価と給水原価(1立方メートル当たり、消費税などを抜いた表示)
※1… 供給単価が給水原価を上回り、料金収入で給水に必要な費用が賄われました。
▽経営活動に伴う収入と支出(損益収支のため消費税などを抜いた表示)
▽施設整備に要する収入と支出(資本収支のため消費税など込みの表示)
※2…不足額は施設の減価償却費などの内部留保資金などで補てんしました。
▽貸借対照表
◆給水状況
前年度と比べて、水を送った件数は98件増えましたが、年間の給水量は8,843立方メートル減り、水を使った人数も911人減少しました。
▽年度末給水人口・件数
▽年間配水量・給水量・有収率(※3)
※3…有収率とは、配水量と料金として収入のあった水量(有収水量)との比率。この比率が高いほど、漏水などの無駄が少ない水道水供給ができていることになります。
問合せ：(市)水道業務課経営管理係
■冬の寒さから水道管を守りましょう
外気温が氷点下4度以下になると水道管が凍結・破裂する恐れがあります。
本格的な寒波到来までに水道管などの自主点検を行い、凍結・破損を防ぎましょう。
◇凍結の予防策
·屋外の水道管は保温材か不要になったタオルなどで覆い、その上からビニールテープを巻く
·低温注意報が出たときは、蛇口から少量の水を流し続ける
◇凍ってしまったら
·自然に解けるのを待つ
·凍った部分にタオルを被せて、その上からぬるま湯をゆっくりかける
◇凍結・破損してしまったら
·量水器(メーター)ボックスの中にある止水栓を閉める
·三木市指定の給水装置工事事業者に修理を依頼する
問合せ：(市)水道お客様センター
【電話】82-2010
◆こんな時は水道お客様センターまで連絡を
・転入や転居で水道を使用・中止する
・売買、相続などにより名義人が変わる
・長期間留守にするなど…
窓口営業時間：午前8時30分～午後5時(平日)
問合せ：(市)水道お客様センター
【電話】82-2010
◆令和7年度PFASの検出状況「三木の水道はすべて暫定目標値を達成しています」
(令和7年8月時点・暫定目標値は50ng/リットル以下)
※4…ペルフルオロオクタンスルホン酸
※5…ペルフルオロオクタン酸
・有機フッ素化合物(PFAS)に含まれる物質の一つです。泡消火剤や撥水剤として使用されてきましたが、環境中で分解されにくい性質があることから、国内での製造・使用が禁止されています。暫定目標値の50ng/リットルは人が一生涯で毎日2リットル飲用しても問題ないとされる値です。
問合せ：(巿)水道工務課 施設係