- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年12月号
■市長メッセージ
◇今と未来の幸せを両立する挑戦
市長 越田謙治郎
現在、市の財政運営は新たな転換点を迎えています。皆さんの協力のもと、これまで財政収支の均衡をめざして事業の見直しを進めるとともに、投資的経費の抑制など歳出削減に取り組んできました。
令和6年度は、3年ぶりに実質単年度収支が黒字になりました。このまま推移すれば、今後6年間のトータルで考えても財政収支の均衡が図れる見込みです。また、大型物流センターの開設などによる税収増といった明るい兆しも見え始めています。
しかし、私たちの目的は財政収支の均衡ではありません。健全な財政運営を前提に、少子高齢化対策や子ども施策、教育の充実など、未来への希望につながる積極的な施策を進めていくことが目的です。
現在の試算では、年間約2.5億円、6年間で少なくとも合計約15億円の新たな財源が必要だと想定しています。5年度から新たに策定した「川西市新時代創造プラン」では、それらの財源を生み出すための具体的な財源や取り組みを示しています。
私たちは、今まさに「財政収支均衡のための歳出削減」から「未来に向けた新しい政策実行のための歳出見直し」へと転換を図っているところです。
今の市民の幸せと未来の市民の幸せを両立できるよう、市民の皆さんへ成果が見える形でお届けできるよう挑戦を続けていきます。
■さらなる「夢」の実現に向けて
市では、第6次総合計画を策定し、令和6年度から夢の実現に向けた取り組みをスタートしました。四つの基本姿勢のうち特に、「まず、子どもの幸せから」という子どもや教育に関する施策に重点を置いて進めています。
このページでは、6年度に実現した取り組みと、未来のまちづくりをめざした方針を紹介していきます。
◆6年度に実現した主な取り組み
◇子ども施策
(1)子育て支援の充実
産前ヘルパー制度や就学児向けのペアレントトレーニングを実施しました。
(2)新たな民間保育施設の誘致
入所保留児童の減少に向けて、民間の認定こども園・認可保育所を整備運営する事業者に、整備費用を補助しました。その結果、7年度4月時点において、国基準の待機児童はゼロを継続しています。
(3)こども・若者参加条例の制定
こども・若者参加条例を制定し、こども・若者が意見表明やまちづくりに参加する機会が保障されるまちづくりをめざします。
これらの取り組みの結果、市民実感調査の数値が大きく上昇しました(図1)。

◇健康施策
(1)笑顔ミライちょきんの開始
自身の健康への関心を高めて行動につなげるため、介護予防・健康ポイント事業「笑顔ミライちょきん」を開始。7年10月末時点で、5,000人以上が利用しています。
(2)口腔機能検査の充実
オーラルフレイル予防のため、50歳以上の市民を対象に、口や舌の力などで口腔機能検査を実施。116人の市民が受診しました。
これらの取り組みの結果、市民実感調査の数値が大きく上昇しました(図2)。

■未来のまちづくりをめざして
もっと暮らしやすく魅力のあるまちにするため、これからのまちづくりはみんなの「こうなったらいいな」を形にしていく施策を進めていきます。そのためには、新たな財源が必要になります。
市では、総合計画と同じ令和13年までの期間で「新時代創造プラン」を作成。このプランでは、財源収支の見通しを踏まえ、新たな事業を行うために必要な財源と確保策を示しています。
(1)これからのまちづくりに向けて
令和7年度は、総合計画に掲げる夢の実現に向けて、働き方改革の取り組みによる職員の時間外勤務の削減や、老人福祉センターの廃止などの事業の見直しに取り組んでいます。
この見直しにより得られた財源を活用し、「小・中学校の体育館における空調整備」などの新たな事業を実現していきます。
(2)よりよいサービスのために
北部地域の整備や子どもたちの教育の充実、にぎわいのあるまちづくり、快適な生活環境の整備などを進めます。
そのためには、令和8~13年にかけて、約15億円の財源が新たに必要です。未利用財産の有効活用や、さらなる行政サービスの見直しなどを図ることで、財源の確保をめざします。
◇7年度に着手した新規・拡充事業
・小・中学校の体育館における空調整備
・妊婦健康診断診査費の助成を拡充
・ニュータウンへの子育て世帯などへの転入・定住の推進
◇8年度から取り組む予定の事業
・留守家庭児童育成クラブの待機児童対策の充実
・中学校部活動の社会移行の推進
・川西能勢口駅周辺まちづくり基本構想の策定
問い合わせ:財政課
【電話】072-740-1130
