子育て 子育てSTYLE One Point

今月の担当は…教育保育課

■子どもの「やりたい!」は主体性の芽
◇「自分でやる!」という気持ちを大切にしましょう
4歳のAちゃんが、自分が入れるくらいの棚に、積み木やクッションなどを運んでお気に入りの空間を整え、秘密基地を作って遊んでいました。友だちも誘って楽しんでいます。その後も部屋の中を見渡しては、使えるものはないか探し、「こう置いたらどうなるかな?」と試行錯誤しながら夢中で遊んでいます。
就学前施設では、子どもたちがさまざまなことを学びますが、その一つに「主体性」があります。主体性とは、「自分で考えて、責任を持って行動する力」のこと。先ほどのAちゃんのように、家づくりの材料を自分で見つけ、集め、工夫しながら作り上げていく姿は、まさに主体性が育っている証拠です。
そして先生たちは、子どもたちの主体性を育むために、さまざまな工夫をしています。例えば、子どもたちが道具や空間を自由に使えるよう環境を整えたり、子どもの「やってみたい!」という気持ちに寄り添い、共感したりしています。
これは、家庭でも同じです。たとえば、家の手伝いや着る洋服を自分で選ぶなど、「自分でやってみたい!」と意欲を見せる場面がたくさんありますよね。
時間や場所の都合で難しいこともあるかもしれませんが、子どもが何かを「やってみたい!」と思ったときは、ぜひその気持ちを肯定的に受け止め、一緒にできる方法を探してみてください。

問合せ:教育保育課
【電話】072-740-1254