文化 養父市国際交流員ロメロ・セサルの養父市にメロメロ

■Vol.16「ナショナルフラッグデー」
カナダの2月15日は、「ナショナルフラッグデー(国旗の日)」といって、1965年に赤いメープルリーフの国旗が首都オタワにある国会議事堂に初めて正式に掲げられたことを祝う記念日です。カナダの国旗は、甘い樹液と木材としてカエデの木を利用していた先住民から、戦争の記憶や、オリンピックで味わう勝利の誇り、愛国心や団結意識、アイデンティティ、歴史、価値観を体現する象徴として広く使われている強力な意味を持つシンボルです。
世界的にも親しみのあるカナダの国旗は、冬の雪の白と秋のカエデの葉の赤というカナダの息を呑む美しさを表現し、1867年の建国からいくつかの異なる旗から変化したデザインです。国会議事堂に掲げられる国旗は、毎日交換されていています。一度使われた国旗は、無料で希望者に譲渡されています。しかし、順番待ちがなんと100年以上であると言われています!まさに、子孫へのプレゼントです。
今年で60周年を迎えたメープルリーフの国旗は、これからも国民の夢や犠牲、勤勉さ、成長への熱意、世界のあらゆる地域から希望に満ちた将来を求めてやってくる移民、そして未来のカナダ人へのインスピレーションとなることを願って、私のお家に飾ることにしました。