- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県丹波市
- 広報紙名 : 広報たんば 2025年4月号
■令和7年度 予算
全会計当初予算合計:
685億4,045万円(前年度対比9.1%増)
◆一般会計420億円
前年度対比13.5%増
福祉や教育、道路整備などにかかる基本的な会計です。
○歳入
○今年度の歳入
・歳入に占める自主財源(市独自の収入)の比率は約35%で、前年度とほぼ同水準ですが、依然として地方交付税などの依存財源(国や県からの補助など)の比率が高いため、自主財源の確保に努め、財政基盤を強化する必要があります。
○歳出
○今年度の歳出
・商工費は、指定管理者導入施設管理事業や旧丹波少年自然の家事業の増額などにより、前年度対比22.6%増加しています。
・消防費は、高機能消防指令センター再整備事業や消防団管理事業などの増額により前年度対比127.0%増加しています。
◆特別会計 157億3,745万円
前年度対比0.2%減
特定の事業を行うための会計です。
△は前年度対比減
◆公営企業会計 108億300万円
前年度対比7.4%増
地方公営企業法の適用を受ける公営企業の会計です。
△は前年度対比減
■令和7年度 主な事業「こどもまんなか予算」
8つの主要施策から事業をピックアップして紹介します。
1.こども政策 楽しむ心がのびのびと育つまち
・[新規]学校給食無償化事業 9,277万円
さらなる子育て支援策として、中学生及び就学に援助が必要な小学生の学校給食を無償化します。
その他:
・丹波市こども家庭センター「おひさま」の開設 128万円
・「たんば恐竜博物館」(ちーたんの館)リニューアルオープン 2億3,785万円 など
2.活躍政策 多様な個性が創るまち
・[新規]漢方の里総合運動公園オープン 2億8,284万円
旧和田中学校と薬草薬樹公園を一体的に活用した「漢方の里総合運動公園」を整備し、令和7年4月から随時供用開始します。
その他:
・地域おこし協力隊を活用した多文化共生社会実現への取組 520万円 など
3.安全・安心政策 みんなでいのちを守るまち
・[新規]高機能消防指令センター再整備 12億8,220万円
24時間365日、安定した消防指令体制を維持し、市民の安全・安心を確保するため、運用開始から10年が経過する高機能消防指令センターを再整備します。
その他:
・防犯カメラ設置費補助金 240万円 など
4.健康福祉政策 すこやかでしあわせに生きるまち
・[新規]重症心身障がい者等生活介護事業所等機能強化補助金・運営支援補助金 3,503万円
重度の知的障がいと身体障がいを併せ持つ重症心身障がい者の生活を支える地域の受け皿として、生活介護事業所への設備導入と運営支援の制度を創設し、重症心身障がい者が住み続けられる環境づくりに取り組みます。
その他:
・丹波市地域つながりセンター「ここから」の移転整備 7,880万円 など
5.産業政策 産業がつながり活力があるまち
・[新規]旧丹波少年自然の家再整備事業 9,771万円
旧丹波少年自然の家を引き続きこども達の声が聞こえる施設とするため、アウトドア・キャンプ、自然体験、スポーツによる魅力の向上を目指し、再整備を進めます。
その他:
・小規模農家等グループ支援事業 1,600万円
・観光振興施策の展開 6,466万円 など
6.くらしの基盤政策 便利で快適に暮らせるまち
・[新規]JR加古川線利用促進 400万円
通勤通学などの利用促進や地域団体等が実施するイベント等での相互連携により、鉄道利用の機運醸成と継続した利用促進につなげます。
その他:
・青田阿草線道路改良事業 2億5,657万円
・路線バス運行実証実験の実施 6,149万円 など
7.環境政策 自然と生きる環境にやさしいまち
・[新規]公共施設に再生可能エネルギー電力導入 3億3,938万円
市役所各庁舎、支所・住民センター、小・中学校等の55施設に再生可能エネルギー100%電力を導入します。
・[新規]小・中学校の防犯パトロール車に電気自動車導入 3,850万円
大気汚染物質や地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の排出がない環境にやさいしい電気自動車を、小・中学校の防犯パトロール車「セーフティーたんば号」に導入します。
・[新規]スマートエネルギー導入促進 280万円
自治会及び自治協議会における再生可能エネルギー活用の促進を図るため、脱炭素社会に向けた取組「太陽光発電システム、蓄電池、V2Hの設置」に係る費用の一部を補助します。
・[新規]スマートエネルギー化設備の導入支援 1,140万円
再生可能エネルギーの効率化・最適化(スマートエネルギー化)を促進するため、住宅や事業所のスマートエネルギー化設備の導入費用等を支援します。
8.行財政政策 市民に開かれた行政を推進するまち
・[新規]愛育ピアいちじま開設 11億7,472万円
地域の活動拠点となるよう支所機能と体育館機能を備えた複合施設として「愛育ピアいちじま」を整備し、令和8年に供用開始します。