- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県朝来市
- 広報紙名 : 広報朝来 令和7年12月号
■日々の暮らしを見直して
私達の暮らしの中には、想像以上に多くのプラスチックに溢れていることが、分かっていただけたかと思います。
誰もが、環境や自分の身体に負担をかけている当事者ではあるものの、完全にプラスチックを排除して生きることは、現実的にほぼ不可能です。
一個人ではどうにもできないほどのプラスチックごみが流出してしまっている今、それでも、こうした現状を知り、私たちにできることを日々の暮らしの中に取り入れてみることが大切です。
●飲食時にできること
・コンビニやテイクアウトの際は、使い捨てのスプーンやフォークを受け取らない
・屋外で出たごみは、持ち帰って処分し、ポイ捨てや不法投棄はしない
・マイボトル・タンブラーを持ち歩く
・マイはし・マイスプーンを携帯する
・缶やびん入りの飲料を選ぶ
一部のコンビニエンスストアではマイボトルの利用が可能です。使い捨てのプラスチックカップの削減に貢献できる上に、保温・保冷性能の高いボトルならドリンクの美味しさを長持ちさせることができます!
●家庭でできること
▽キッチン
・ラップの代わりにフタ付き保存容器を使う
・シリコンラップなど繰り返し使えるものを活用する
・プラスチック製スポンジの代わりに天然素材のものを使う
・分別を徹底する
▽洗面・浴室・洗濯
・マイクロプラスチックが含まれていないクレンジング、洗顔料を使う
・ナイロン製タオルの代わりに綿・麻素材を使う
・竹製など環境にやさしい歯ブラシを使う
・マイクロプラスチック対策用ネットを使う
川中朱莉(かわなかあかり)さん
ごみ拾いをする中で多くのプラスチックごみが正しく捨てられていない現状を目の当たりにしたこと、そしてそれが海へ流れてしまっている現状を知りショックを受けました。正しく捨てることができれば、リサイクルされ新たな資源となります。今の自分にできることとして、生活の中で出るごみは必ず分別すること、プラスチックでできたものを買う時は大事に長く使うなど、「正しく捨て、正しく使う」ことを意識して生活しています。
こうした意識が、誰にとっても当たり前になることを願っています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
南但クリーンセンター 野田勝文(のだかつふみ)さん
プラスチックを「資源ごみ」として分別すれば、ペットボトルなどの新しい製品として再生されたり、化学原料として再利用されるなど、さまざまな形で生まれ変わることができます。さらに、すでにあるプラスチックを循環させることで、新たなプラスチック製品を製造する際や、焼却の際に発生する二酸化炭素の排出を大きく抑えられ、地球温暖化防止にもつながります。
今年10月からプラスチック使用製品廃棄物の分別収集が始まりました。分別の徹底について皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
▽プラスチックのリサイクル後の製品
・ボトル類
・車の部品や配線
・文房具
・作業着などの衣類の繊維
●買い物でできること
・エコバッグを持ち歩き、レジ袋は断る
・ペットボトル飲料の購入を控える
・環境に配慮して作られた製品を選ぶ
・商品を選ぶ際、安さより「耐久性」と「環境への配慮」で選ぶ
・詰め替え用商品を購入する
・合成繊維で作られた衣類やタオルを必要以上に買わない
▽環境ラベルを目印に
リサイクル品を使用した商品や、生物・植物由来で分解可能なバイオマス資源を利用した商品などにつけられるマークを環境ラベルと言います。商品を購入する際には、価格や品質だけでなく環境への配慮も含めて選ぶようにしましょう。
福島康士朗(ふくしまこうしろう)さん
海に流れ着いたプラスチックをジンベイザメが誤って食べ、命を落としてしまう展示を見てショックを受けました。これがきっかけでプラスチックごみ問題に興味を持ち、多くの人に3Rの大切さを知ってもらいたいと思い、夏休みの課題では3Rをテーマにしたポスターを描いています。また、ポスターを作る中で再利用製品についても理解が深まりました。買い物の際にはエコバッグを持ち、再利用マークがある製品を選ぶようにするなど、自分にできることを取り組んでいます。
●学校や職場でできること
・会議などでペットボトルの代わりに紙コップでの提供や、缶のお茶やコーヒーを提供する
・プラスチック問題についての知識や理解を深める
・清掃活動に参加する
・分別表・啓発ポスターを作成する
・ウォーターサーバーを設置する
プレミアムウォータープロダクツ(株) 朝来工場長 矢田圭一(やだけいいち)さん
当社のウォーターサーバーにはプラスチックの存在が欠かせません。だからこそ、軽量化やリサイクル、ウォーターサーバーとマイボトルの利用の啓発に力を入れています。クールスポットを通じて多くの市民の皆さまにウォーターサーバーをご利用いただき、マイボトルの利用がペットボトルの削減につながることを実感していただければ幸いです。
ウォータースタンド(株) 姫路営業所 杉原成裕(すぎはらあきひろ)さん
朝来市内の小・中学校と連携し、今年9月に水道直結型のウォーターサーバーを設置しました。マイボトルへの給水が、熱中症など気候変動による健康被害の対策になるだけでなく、行動を変えることでプラスチック削減にもつながるという認識を、市民の皆さまと共有して参りたいです。
※市では、熱中症対策とプラスチックごみ削減を目的に市の施設や、小・中学校にウォーターサーバーを設置しています。
■当事者だからできること
プラスチックによる問題は、私たちの世代だけで終わるものではなく、子どもや孫の世代へと引き継がれていくことでしょう。
問題の規模の大きさと比べると、私たちにできることは本当に小さなことかもしれません。ですが、円山川と市川の河川上流域に位置する地域に住む私たちだからこそ、身近にあるプラスチックがもたらしている問題と現状を知り、一人一人が当事者としてできることを取り組むことが大切です。
私たちにできることを実践する人が増え、社会全体の意識が変わり、プラスチックごみが今よりも少ない未来が実現することを願っています。
