くらし あなたとともに~私の幸せ あなたの幸せ まちの幸せ〔38〕

■走る姿が勇気と元気を与える
クラブのメンバーは各自が設定した目標に向かって日々練習を重ねている。合言葉は「できっこないをやらなくちゃ!」。ジョギングから始めた60代のメンバーが、今ではハーフマラソンを完走するまでに成長した例もあるなど、仲間同士互いに切磋琢磨している。さらに努力する姿は互いに勇気を与え合い、見る人にも元気を届けている。大会に出場すると「シーレックスって活気のある会社ですね」と声を掛けられることも。代表の柴本さんは「僕たちが走る姿を見て、会社や朝来市に興味を持ってもらえたら嬉しい」と語る。

■走ることで地域に貢献する
「走った後にゴミを拾いませんか」というメンバーの声がきっかけで、練習後はコース沿いの清掃活動を行っている。「ただ、走るだけではなく、社会に貢献できるチームでありたい。こうした地道な取り組みが会社や地域全体に活気を与えるきっかけになれば」と柴本さんは話す。発足から3年が経ち、幅広い年代のメンバーがクラブで活動している。これからも仲間と重ねる「一歩」が「まち」の活力につながると信じ、今日も朝来の風を切る。

シーレックス株式会社ランニングクラブ(RC部)
シーレックス株式会社のランニングクラブは、社員の健康づくりと交流を目的に3年前、入社28年目のベテラン社員の柴本さんを中心に発足。メンバーは12人程で、仕事終わりに気軽に集まり、心地よい汗を流しながら活動している。走る距離やペースは自由で、ウォーキングからフルマラソンまで幅広く活動できるのがクラブの魅力。円山川沿いを走りながら、仕事以外でこそ生まれる関わりや絆を大事にし、日々、精力的に活動されている。