くらし あったかは~と通信 Vol.28

■地域共生と防災コミュニティ
コークゼミ10月講座の先進地視察で佐用町久崎自治会を訪ね、防災コミュニティづくりを学びました。県西部を流れる千種川と佐用川が合流する同地区は、その昔、高瀬舟の川湊(かわみなと)として繁栄しました。かつては200艘(そう)の高瀬舟が行き来して、上流の物資を赤穂まで運び、海産物を持ち帰りました。久崎地区にさしかかると、国道の信号が視線と同じ高さに見えてきます。この地区がすり鉢状にあることがわかります。2009年8月、佐用町は大水害で浸水、大きな被害が出ました。街を歩くと、その時の水深を記すプレートに気づきます。一番深いところで2.1mです。
久崎地区は佐用町の南部に位置し、人口約400人、世帯数約130、隣保数15の規模です。毎月7日に三役会、10日に役員会、11日は全ての隣保で集会、住民が顔を合わせて、町や自治会の情報を伝達しています。自治会長は「これがいつまで続くかは分かりません。今はSNS社会だけに、若い人たちがどう思うかです」と。
廃校になった久崎小学校跡は5年前に日本語学校として開校、今や100人の学生規模です。5年間A1ランキングの高い評価を誇っています。計画段階では反対の声もあったそうですが、今では地元との交流も活発で、地域の顔になっています。
豪雨の日、自治会長は堤防の越水確認に出て水路にはまり、流されかけた時、足につかえる物があって、かろうじて助かった経験の持ち主。緊急時の垂直避難は誰よりもわかっている人です。隣保のつながりを再確認させられた研修でした。

問合先:中地域局(地域共生推進担当)
【電話】32-1250