文化 神河町の歴史文化遺産

■福本遺跡発掘調査の成果(1)
今年度も福本遺跡の発掘調査を実施し、飛鳥・奈良時代の掘立柱建物が新たに2棟見つかったほか、昨年度の調査で見つかっていた柱穴から3棟の建物を復元することができました。今回は、このうち4棟の建物にみられる特徴的な構造について紹介します。
これまでの調査で見つかっている飛鳥・奈良時代の建物は、建物の外周部分にのみ柱をもつ一般的な構造の掘立柱建物でしたが、今回見つかった4棟は建物の外周に加えて内側にも柱をもつ総柱(そうばしら)という構造の掘立柱建物でした。この構造は町内においても2例目(1例目は中村御庵遺跡)であり、福本遺跡では初めて確認されました。
総柱建物は、床の部分にも柱を持つ構造上倉庫などに用いられる例が多く、今回見つかった4棟も倉庫に使われていたことが考えられます。

~お知らせ~
講演:「風土記のムラを発掘-神河町福本遺跡-」
日時:令和8年2月14日(土)13:30
会場:兵庫県立考古博物館 講堂
料金:無料(要予約)
詳細は兵庫県立考古博物館のHP(右二次元コード)をご覧ください。