子育て 令和7年度太子町の教育 ~町立学校園所の取組紹介~

町立各学校園所の教育方針や目標、教育成果、活動実績などを町民の皆さんにお知らせし、地域から信頼される学校園所づくりにつなげます。今月は、斑鳩幼稚園の取組をご紹介します。

■斑鳩幼稚園
園長 前田節子
自分らしさを発揮し、笑顔広がる仲間づくりをめざして

●取組の概要
本園は、「心も体も元気な子ども、意欲的に力いっぱい遊ぶ子ども、自分も友だちも大切な子ども」の育成をめざして、遊びを通した教育を行っています。幼児にはさまざまな思いや感じ方があり、そのそれぞれに寄り添える教師の姿勢が大切であると考えています。そのため、今年度は前述のテーマのもと、一人一人が自分らしさを発揮できる、幼児にとって安心できる居場所がある環境づくりと、互いに受け入れ合い、友だちの「自分らしさ」も大切にできる集団づくりができるように取り組んでいます。

●保育活動の紹介
(1)心も体も元気な子どもの育成
「自分のことが自分でできる」、基本的生活習慣が身に付くように、一人一人の実態に応じて関わっています。毎日の生活の積み重ねが、自立と自信につながり、安心して生活することができるようになり、「自分らしさを発揮する」第一歩となります。
週1回、リズムジャンプに取り組んでいます。音楽に合わせて体を動かし、楽しみながら「リズム感」と「運動能力」を高めていくリズム運動です。ビートの効いた音楽に合わせてジャンプすることは、とにかく楽しくて、始まりの合図「5・6・せーの」の掛け声はいつも元気いっぱいでやる気に満ちあふれています。

(2)異年齢交流を通して
5歳児が3歳児のお世話をしたり、遊びを伝えたり、3・4歳児が5歳児の遊びを真似したりすることで、遊びの幅が広がり、思いやりや優しさの気持ちが育まれていきます。
また、5歳児は最高学年としての自覚をもち、3・4歳児の憧れの存在として、意欲的に生活するようになっていきます。

(3)「幼保小の連携」「地域の人との交流」を通して
お茶会やお話会、野菜の栽培や収穫、祖父母参観など、自分たちの身近なさまざまな人と触れ合いながら交流する機会を大切にしています。子どもたちは、いろいろな体験を通して人の優しさや温かさを感じています。
幼保小の連携では、幼稚園や保育所、小学校がつながり、互いに親しみがもてる交流になるように、また、幼児期の遊びを小学校の学びにつなげていけるように、今年度も取り組んでいきます。

<園からのメッセージ>
「やってみたい!」「面白そう」「なんでかな?」という好奇心や発見、驚きを日々大切にし、さまざまな人との触れ合いやいろいろな直接体験を通して、心豊かな未来を担っていく子どもを育んでいきます。
“遊びを通して育つ”幼稚園の生活をぜひ見に来てください!
園見学を希望される場合は、園までご連絡ください。