子育て 上郡高校120年の歩みとこれから(1)

兵庫県立上郡高等学校は、今年度、創立120周年を迎えました。令和7年11月15日には記念式典が開催され、来賓や在校生が出席し、新たな節目を祝いました。上郡高校の歴史や現在の3科それぞれの活動や上郡町との連携事業を紹介します。

■沿革
▽高等女学校
明治35年6月18日 赤穂郡高田村に私立村尾裁縫女学校開校
昭和6年4月1日 県営移管し、県立上郡高等女学校と改称

▽農学校
明治39年6月25日 赤穂郡上郡村外5ヶ村組合立上郡乙種農業学校開校
大正11年4月1日 県営移管し、県立上郡農学校と改称

▽高等学校
昭和23年4月1日 県立上郡高等女学校が県立上郡高等学校として、県立上郡農学校が県立上郡農業高等学校として発足
昭和23年9月1日 県立上郡高等学校と県立上郡農業高等学校を統合して県立上郡高等学校となる県立上郡高等学校を中心校に、坂越中学校、若狭野中学校に定時制課程の分校を開設
昭和38年4月16日 校歌制定、作詞桐山宗吉、作曲森安優
昭和46年4月1日 千種川の東西に分かれていた校舎を統合
昭和55年3月31日 定時制課程廃止
昭和61年8月31日 愛誠館(同窓会館)竣工
平成17年10月8日 創立100周年記念式典挙行
令和2年4月1日 農業科、園芸科、農業土木科を農業生産科、地域環境科に再編
令和7年11月15日 創立120周年記念式典挙行

▽普通科
2年生から文系・理系・健康科学類型に分かれ、それぞれが自ら選択した学びを深めます。
健康科学類型(看護・教育・福祉)では大学の先生による授業や体験実習を通して専門的な理解を深め、地域で活躍できる力を育てます。
3年生の選択授業の一つである未来社会科では、「社会への歩み」と題して地域で様々な取組をされている方にインタビューをしています。それぞれがその内容をまとめ、発表会も行います。「直接話をお聞きして、学べたことがたくさんあった」と多くの生徒が話していました。

▽農業生産科
作物や野菜の育て方、牛や鶏の飼育、食品加工まで幅広く学びます。GPSトラクターなど最新技術を使った農業も体験することができ、地域の農業を支える力を身につけます。資格や検定の取得、新しいジャムづくりへの挑戦など様々な取組に力を入れています。
生徒からは、「実習を通して、町の農業は自然環境に支えられていると感じた」「野菜や卵を販売する中で、地域の皆さんに支えられていることを実感した」といった声が聞かれました。

▽地域環境科
フルーツ・フラワーガーデン類型では果樹や草花を使った庭づくりや造園を、土地改良類型では測量や農業土木を学び、実践的な知識や技術を身につけることができます。
町内のこども園で園児と花を植えるなど、実際に地域に出る活動も多くあります。
話を聞いた生徒は「様々な実習に取り組むことがとても楽しく、たくさんの学びがある」「上郡高校は地域と密着して活動しており、お互いに協力し合いながら、町をより良くしたい」と話してくれました。

※この記事は、上郡高校のインターンシップおよび写真部の生徒が作成に携わりました。