- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県天理市
- 広報紙名 : 広報「町から町へ」 2025年11月号
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルスが体に潜み、加齢や疲れ、ストレスなどで免疫力が落ちたときに再び活動して発症する病気です。強い痛みや発疹を伴い、治った後も「帯状疱疹後神経痛」として痛みが長く続くことがあります。
■予防するには
日ごろから規則正しい生活、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、ストレスの軽減が予防につながります。令和7年度から、65歳以上の節目年齢の人を対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施しています。ワクチン接種により、発症や重症化を防ぐ効果が期待できます。
■初期症状
体の片側の神経に沿った部位に、ピリピリ、ズキズキ、焼けるような痛みや、かゆみ、違和感として現れます。免疫力が低下することで発症するため、発熱や倦怠感、リンパ節の腫れといった風邪に似た症状を伴うことがあります。
■帯状疱疹になったときは
・早めに皮膚科や内科を受診しましょう。(発疹や痛みが出てから72時間以内の受診が効果的)
・医師の判断で抗ウイルス薬や痛み止めが処方されます。
・発疹が出た部分は清潔を保ち、かゆみがあっても掻かないようにしましょう。
・顔や目の周り、耳の周りに症状が出た場合は、合併症の恐れがあるため、すぐに受診してください。
帯状疱疹は誰でもかかる可能性がありますが、早めの予防と受診で重症化を防ぐことができます。
問合わせ:健康推進課
【電話】63-9276
