健康 [国保中央病院より]地域包括ケア病棟での新しい取り組み~病棟体操~

当院の地域包括ケア病棟では、患者様ひとりひとりの事情を踏まえ、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・介護福祉士などの多職種が協働して様々な取り組みを進めています。4月より新しい取り組みとして、介護福祉士が中心となって行う病棟体操を始めました。
介護福祉士は、患者様の日常生活に最も近い立場でサポートする専門職です。心身の状況に応じた身体介護や生活援助を提供し、安心して生活できるように自立支援を行っています。病棟で気分転換の機会を作れないかと考え、患者様にとって無理のない体操を企画・実施することとしました。
内容は、椅子に座ったままでもできる上下肢のストレッチ、認知症予防体操、簡単な手足を使用したリズム体操などで、約30分程度です。患者様は治療後の体力回復期や自宅復帰に向けて準備を進めている方が多くいらっしゃいますが、入院生活では安静時間が長く、どうしても活動量が減少しがちです。そこで、体操を行うことで活動量の向上と気分転換を図るとともに、デイルームでの実施により患者様同士が笑顔で交流できる場にもなっています。
実施後には、「気分がスッキリする」「体操の時間が楽しみ」「毎日参加したい」など、患者様から多くの声が寄せられています。参加希望者も増えており、病棟内放送で呼びかけて集まっていただいています。
体操は単なる運動の機会に留まらず、患者様が前向きな気持ちを持つきっかけにもなっています。これからも、患者様が地域で安心して自分らしく暮らせるよう、スタッフ一同、心を込めて支援してまいります。

介護福祉士 吉井笑実