健康 【特集】今日から始めよう!上手な医療のかかり方

■将来にわたって適切な医療体制を維持していくために
私たちが医療を受ける病院や診療所の数、そして医師や看護師など医療を支える人材には限りがあります。
安心して医療を受けられる体制をこれからも維持していくためには、一人ひとりが「上手に医療機関を利用する」ことが大切です。

◆かかりつけ医がいますか
皆さんの身近にいて、体調のことを気軽に相談できる「かかりつけ医」は、健康を守るための心強い存在です。日ごろから信頼できる医師とつながっておくことは、病気の予防や早期対応にもつながります。気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。

◆かかりつけ医を持つメリット
・病気の予防や早期発見、早期治療ができる
・日常の体調や持病などを把握してもらえる
・必要なときに適切な専門医へ紹介してもらえる

◆よくある質問Q and A
◇「かかりつけ医」は一人に決めないといけないの?
いいえ、複数いても構いません。
たとえば、内科のかかりつけ医のほかに、眼科や整形外科など、それぞれ専門の医師に定期的にかかっていれば、それらの医師もかかりつけ医として頼りにできます。

◇自分で「かかりつけ医」を選んでいいの?
はい、ご自身で選ぶことができます。
日常的な健康相談や、体調がすぐれないときに最初に相談できる、「信頼できる」と感じる医師がいれば、その方をかかりつけ医と考えて大丈夫です。

◇「かかりつけ医」はどうやって見つければいいの?
実は、身近なところにいます。
たとえば、子どもの健康相談に関わる学校医、働く人をサポートする職場の産業医、ご自宅で療養している方を診る訪問診療医など、みなさんの生活の近くにいる医師の中から探してみましょう。

▽こちらをご活用ください
医療機関・薬局をカンタン検索!「医療情報ネット(ナビイ)」
医療情報ネットを活用すると医療機関の診療科目や診療日、診療時間等の医療機関の詳細がわかります。身近な医療機関・かかりつけ医を見つける一助となります。

◆できるだけ「診療時間内」に受診
休日や夜間などの診療時間外には、通常よりも少ない医療スタッフで対応しており、緊急性の高い患者さんの診療を優先しています。
そのため、安易に時間外で受診してしまうと、ご自身の体力や時間を無駄にしてしまうだけでなく、本当に緊急な方の診療が遅れてしまう原因になることもあります。また、診療体制が昼間とは異なるため、必要な検査や処置が受けられないこともあります。
どうしてもやむを得ない場合を除き、できるだけ診療時間内に受診しましょう。

◆こんなとき、どうする?
「発熱したけど、夜に病院へ行くべき?」
「ケガをしたけど様子を見て大丈夫?」
そんなときには、救急医療に関する電話相談窓口(下記)を活用しましょう。15歳以上の方と15歳未満の子どもで、それぞれ別のダイヤルに分かれていて、専門の看護師・相談員、必要に応じて医師が電話でアドバイスします。
この電話は、あくまでも相談・助言を目的とするものです。症状が重篤ですぐに救急車が必要な場合は、119番通報をしてください。

◇大人
奈良県救急安心センター相談ダイヤル(対象/15歳以上)
電話番号:
(1)【電話】0744-20-0119(IP・ダイヤル回線)
(2)【電話】♯7119(携帯電話・プッシュ回線)
相談時間:24時間対応

◇子ども
こども救急電話相談(対象/15歳未満)
電話番号:
(1)【電話】0742-20-8119(IP・ダイヤル回線)
(2)【電話】♯8000(携帯電話・プッシュ回線)
相談時間:
平日 18時~翌朝8時
土曜 13時~翌朝8時
日曜・祝日・年末年始 8時~翌朝8時

「もしものとき」に備えるためには、日ごろの医療の使い方がとても大切です。
まずは、自分や家族にとっての「かかりつけ医」を見つけ、上手な医療の使い方を今日から始めてみませんか。

◆こちらも大切 日頃から健康管理を行いましょう
皆さんは定期健(検)診を受けていますか?
「まだまだ元気だから大丈夫」と思っていても、自覚症状があまり出ない病気もあります。
定期健(検)診を受けることで、病気の早期発見・早期治療につなげることができます。
町の健(検)診事業は本紙P8,9に掲載しています。ぜひご活用ください。

問合せ:保健センター
【電話】32-0521