くらし 南海トラフ地震

■南海トラフ沿いで想定されている大規模地震や津波に備えましょう
南海トラフ地震は、静岡県から宮崎県の沖合までの南海トラフ沿いのプレート境界で概ね100から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。前回の南海トラフ地震が発生してからすでに約80年が経過しおり、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。

大きな地震の発生など南海トラフ沿いで異常な現象が観測されると、南海トラフ地震発生の可能性が、平時より高まると考えられます。1854年に発生した安政東海地震の時には、約32時間後に安政東海地震が発生していました。

このため、南海トラフ地震の想定震源域周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生した場合などには、想定震源域における新たな大規模地震発生の可能性の高まりをお知らせするため、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されます。令和6年8月8日には、日向灘(宮崎県の沖合)の地震に伴い、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意報)」が発表されました。

◇地震は一度では終わらないかも
~時間差で起きる場合も~
※本紙に図が掲載されています。

何が今できるのか、何が足りないのかを確認して、「日頃の備え」をお願いします。
「何を持って避難したらいいの?」という人は、お配りしている冊子を参考にしてください

「南海トラフ地震臨時情報」が発表されても南海トラフ地震が必ず発生するとは限りませんが、大規模地震に備えた行動を取ることで、被害を減らすことができます。突発的な地震に日頃からしっかり備えるとともに、情報が発表されたら、「日頃からの地震への備えの再確認」に加え、すぐに避難できる態勢の維持などの「特別な備え」をお願いします。

また、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されなくても大規模地震が発生することがありますので、日頃から家具等の固定や避難場所・避難経路の確認等を行い、地震に備えておきましょう。

詳細は、内閣府のホームページで確認することができます
【HP】https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/rinji/index.html

問合せ:防災対策課
【電話】0746-62-0910