くらし 市長メッセージ

■「今年も、あっという間の一年でした!」
早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。この一年、嬉しかったことがたくさんありました。もちろん辛いことや残念なこともありましたが、どんなことも捉え方ひとつで未来は大きく変わります。私のモットーは「明るく、楽しく、前向きに」。嬉しかったことや市役所での新たな取り組みについて、この一年を振り返りたいと思います。
まず4月からは、より良いサービスを目指して市役所の組織を見直し、刷新しました。課の名称や担当事務が変わり、市民の皆さんにはご不便をおかけした点もあったかと思いますが、時代の変化に速やかに対応し、皆さんのご要望に柔軟にお応えできる体制を築くためのものです。
6月、窓口業務改革に着手しました。市民の皆さんの利便性・満足度の向上と、職員の業務負担の軽減という二つの課題の両立を目標に取り組みを進めています。さらに、カスタマーハラスメント対策を含め、職員が心身ともに健康で、やりがいを持って働ける環境づくりを進めており、これが結果として市民サービスの向上につながると信じています。引き続き、ワーク・ライフ・バランスの取れた魅力ある職場づくりを進め、未来の御坊市を担う優秀な人材の確保に努めてまいります。
同じく6月に、嬉しい知らせが届きました。東洋経済新報社の「住みよさランキング」において、「利便性」の高さが評価され、近畿エリア111市の中で第3位、県内では7年連続で第1位となったことです。私の目標は、子どもから高齢の方まで、誰もが「御坊に生まれて、住んで良かった」と心から実感できるまちづくりであり、そのためにも、まずは私たち自身がふるさと御坊の素晴らしさを再発見し、より一層愛着を深めることが大切です。このランキングの結果に自信をもって、御坊の魅力をさらに多くの方に発信していきましょう。
8月には、未来に向けた明るい話題として、日高港において和歌山御坊バイオマス発電所が本格稼働し、10月に竣工式が執り行われました。燃料船の入港やトラック・重機が行き交う港は活気があり、未来への期待に胸が膨らみます。地球環境に配慮したエネルギーが御坊から生まれることは大きな誇りで、脱炭素社会の実現に向けた力強い一歩だと感じております。
今年も一年、市政に温かいご支援とご協力を賜りましたことに、心より御礼申し上げます。来年も、市民の皆さんのお声に真摯に耳を傾け、「生まれて住んでよかったまち御坊、誰もが住みたいまち御坊」の実現に向けて全力で取り組んでまいります。寒さ厳しき折、どうぞお健やかに、良いお年をお迎えください。

御坊市長 三浦 源吾(みうら げんご)