- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県紀の川市
- 広報紙名 : 広報紀の川 令和7年11月号
紀の川市合併20周年を記念し、市民のみなさんからのアンケートで選ばれた、まちの発展や文化を支え、希望を照らし、輝きを放った「煌めいた人」を寄せられた意見とともに紹介。20年のあゆみを共に紡いだ人たちの活躍を振り返ります。
■Person(1) 紀の川市初代市長 中村愼司(Shinji Nakamura)
旧5町の均衡と調和のあるまちづくりを目指し、16年間もの長きにわたり市政を牽引し、市の発展のため全力で邁進し続けてこられた初代市長故中村愼司氏。
いつも話していた言葉が思い出されます。
「安全・安心なまちをつくりたい」と。
アンケートでも、多くの人が初代市長の名を記して、懐かしんでいました。
~煌めいた人のココがすごい!
・市政への尽力と献身が、地域の繁栄に大きく貢献した
・地域の方、誰とでも笑顔で対面していつも懇意に優しく話を聞いてくれました
・紀の川市の発展に身を粉にして、本当に尽くしてこられた方だと思い出します。顔は怖いが気持ちは本当に優しい、自分より人々の事を常に考える人でした
■Person(2) 智辯学園和歌山高校野球部名誉監督 髙嶋仁(Hitoshi Takashima)
プロフィール:髙嶋仁(たかしまひとし)/長崎県出身・紀の川市在住
1946生まれの79歳。長崎海星高校-日本体育大学を卒業後、指導者となり、1980年智辯学園和歌山高校野球部監督に就任。監督として、春夏通算38回の甲子園出場、通算100試合出場、通算勝利数68勝の偉業を達成。現在、同名誉監督。野球教室や講演などで野球普及活動に取り組む。
▽野球を通して「人間力」をつけてもらいたい
智辯学園和歌山高校(以下、智辯和歌山)野球部の監督として、数々の名勝負を繰り広げてきた名将、髙嶋仁さん。
長崎県出身の髙嶋さんは、高校球児として長崎海星高校時代に2度甲子園に出場し、日本体育大学に進学。その後、智辯学園高校野球部(奈良)の監督に就任し、春の選抜ではベスト4などの結果を残しました。
1980年、智辯和歌山に野球部監督として就任します。前年の1979年には、同じ和歌山県の箕島高校が甲子園春夏連覇を果たしており、全国にその名が馳せた時代でした。
「グラウンドに行ったら、たった3人しかおらんのよ。野球部というより同好会でやってたからね。奈良からえらい怖い監督来るぞ!っていう噂が立ったらしいです」
それから、本当に野球をやりたい子を集め、野球部がスタート。文字通り一から指導し始めました。それまでの智辯和歌山は、練習試合も含めて、一度も試合に勝ったことがありませんでした。
「これは甲子園に出るのに20年かかるなと思いました」
打倒・箕島を目標に猛練習を重ね、就任からわずか5年後の1985年、ついに智辯和歌山が春の選抜で甲子園初出場を果たします。
しかし、出場してもなかなか甲子園では勝てない状態が続きました。「甲子園に出る練習ばかりしていた。甲子園で勝つ練習が必要だった」
試行錯誤の末、各学年10人の少人数制を導入したところ、そこから快進撃が始まります。1993年には甲子園初勝利、翌年選抜優勝、1997年、2000年の夏の選手権で優勝。一躍、智辯和歌山は甲子園の強豪校として、また、「名将・髙嶋監督」として、全国的に有名になりました。
髙嶋さんは、野球の指導者として、「人を育てる」ことにも尽力されてきました。
「世の中に出たときにどう生きていくか。壁にぶち当たったときに、あの苦しい練習を乗り切ったんやという経験が必ず生きてくる。挨拶や責任感、忍耐。野球を通して学んだことを役立てて『人間力』をつけてほしい」
2018年、監督を勇退。早朝から学校に出勤し、夜遅くまで野球の指導をして帰る生活が終わりました。
趣味は海外旅行。これまでにもアメリカやスイス、北欧などいろいろな国を旅してきました。高野山町石道や歩き遍路などにもチャレンジ。ドクターストップがかかるほど歩き、「みんなにお坊さんにでもなるんかと言われました」
そして、ようやく50年間住んだ紀の川市の景色も目に入るようになりました。
「紀の川市のまち、そのものを知らんかったんですよ。やっと粉河の町を歩いたり、龍門山に登ったりしました。おいしい果物もたくさんあるし、もっとアピールしてほしいと思いますね」
全国各地に講演や野球指導に出向いたり、テレビで高校野球の解説をするなど、多忙な髙嶋さんは現在79歳。
「あと15年は頑張りたいですね」
15年後も元気な姿が目に浮かびます。
▽紀の川市民が推薦!煌めいた人のココがすごい!
・智辯和歌山を率いて、全国優勝など、紀の川市だけでなく、和歌山県全体を盛り上げた
・甲子園勝利数68勝をあげた名将
・紀の川市民に勇気と感動を与えてくれた
・現在も高校野球の解説や講演などで活躍している
▽髙嶋仁さんの直筆サイン入り色紙を抽選で10人にプレゼント♪
広報紀の川の感想を記入の上、本紙掲載の応募フォームから、11/28(金)までに申し込みください。
