- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県印南町
- 広報紙名 : 広報いなみ 令和7年6月号 No.359
■歯みがきで 丈夫な体の 基礎づくり
歯と口の健康週間(6月4日~10日)
健康的な体を維持するためには、いろんな食べ物をバランスよく食べること、よく噛んで食べることが重要であり、そのためには、健康な歯が欠かせません。自分の歯で何でも噛めるということは、健康の維持・増進につながります。
▽歯周病の影響
歯を失う最大の原因は「歯周病」と言われています。歯周病の原因となるのは、歯垢と呼ばれる細菌です。細菌が歯肉を攻撃し身体の中に侵入しようとします。歯肉からの出血・発赤・腫脹などの炎症により出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり、悪化させたりします。毒性物質は、糖尿病や動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)、早産、低出生体重児などにも関与しています。また、歯周病菌のなかには、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、誤嚥性肺炎の原因にもなります。
▽丈夫な体づくりのために
毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防することが全身の生活習慣病を予防することにつながります。また、丁寧な歯みがきや歯間ブラシ・フロスの使用などの「セルフケア」と歯科医院での「定期的な受診」が重要となります。
20歳以上の方は、受診券を使って、無料で歯周病検診を受けることが可能です。
ご希望の方は、住民福祉課までご連絡ください。
▽子どものむし歯予防について
令和7年4月から1歳6か月児健康診査において、フッ化物歯面塗布を開始しました。対象のお子さんには健診の案内通知とともにフッ化物歯面塗布にかかる説明書および同意書をお送りします。ご希望の方には歯科衛生士による歯面塗布をおこないますので、歯磨きを済ませてお越しください。
幼少期の歯と口の健康が学童期や成人期の健康につながります。かかりつけの歯科医師がいる方はそちらとも相談しながらお子さんの歯と口の健康の保持増進に努めましょう。むし歯があるお子さんは早期に歯科医師にご相談ください。
(参考)日本歯科医師会HPより フッ化物歯面塗布について