くらし 年頭のごあいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県倉吉市
- 広報紙名 : 市報くらよし 2026年1月号
■元気な倉吉へ新たな前進を
新年おめでとうございます。市民の皆さまにはお元気で新春をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
市政をお預かりして4年、コロナ禍や物価高騰、人口減少などの諸課題に立ち向かってきましたが、皆さまのご理解とご協力に支えられ、歩みを進めることができたと感謝申し上げます。
昨年、待望の県立美術館がオープンし、多くの観光客が訪れ、白壁土蔵群をはじめとした周辺観光施設は前年度の3割から4割増しの賑(にぎ)わいになりました。隣接する大御堂廃寺跡の一面の芝も県立美術館と見事にマッチした景観を醸(かも)し出し、生まれ変わった「集いの森」とともに市民の新たな憩いの場ができました。
関金地区についても、本格的な宿泊施設である「HHOTELTEL星取テラスせきがね」がオープンし、「日本一美しい廃線跡」と称賛される旧国鉄倉吉線廃線跡や大山、蒜山三座、満点の星空など豊かな自然を楽しんでいただく滞在型観光の拠点として、スポーツ合宿や教育旅行など幅広い活用も大いに期待できる環境が整いました。
市長就任当初から人口減少のスピード緩和を図ろうと観光振興に力を入れ、交流人口の増加から関係人口や移住に繋げていこうと取り組みを進めてきた成果が少しずつ見えてきたのかなと思っています。令和6年度の移住者数は353人と、倉吉市総合計画の目標300人を初めて超える過去最高となり、20代から40代の若い世代を中心に、本市を新しい生活の場に選んでいただく人が増えています。
人材育成やまちの魅力の発信、デジタル環境整備など地方創生の取り組みも進んでいます。「くらしよし倉吉プロジェクト」ではそれらを連動させて市民主体、自走型の地方創生を目指しています。昨年、倉吉東高校の生徒達がこのプロジェクトで作製した「ナイスなイス」がな起業や経営革新の芽が育っています。また、「くらしごとBASE(ベース)」を開設し、空き家や空き店舗の利活用、IT関連企業のサテライトオフィス誘致も進行中です。地域に居ながらにして都市部の企業に就職する道が開かれてきています。
しかし、教育問題の解決や防災・減災対策の強化、地域経済の活性化といった課題は依然として山積しています。これからもスピード感を持って取り組み、人口減少や交通、医療、福祉、子育てといった待ったなしの課題に真正面から向き合っていく必要があります。
今年の秋には、昨年多くの市民に応援いただいた映画『遥かな町へ』が公開予定であり、ノスタルジックなまち『倉吉』を大いにアピールできる機会となることでしょう。
最後になりますが、今年1年が災害のない健康で実り多い年になりますことを祈念し、年頭のごあいさつとさせていただきます。
倉吉市長
広田一恭
■開かれ協働する議会へ
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、旧年中は市議会に対し、ご理解とご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。
市議会におきましては、昨年9月28日に告示された議員選挙が無投票となり、7人の新人を含む17人の議員で、新生「倉吉市議会」がスタートいたしました。そして、私が前任期から引き続き議長を務めさせていただくことになりました。
今後も議会が倉吉の未来を描く健全な意思決定機関として機能するよう、次の2つを重点的に、議会の運営を図っていきたいと考えております。
まず第一に、「議事運営の透明性の確保」を最優先に取り組みます。市議会について、市民の皆さまからはよく「何をやっているか分からない」と言われます。このような声に応えて、もっと「議会の見える化」を図るべく、デジタル化を進めているところです。今年度は、議場に大型モニターを設置し、採決の結果を表示するシステムも導入しました。さらにはユーチューブ配信を開始し、市議会の活動を、オンラインでいつでも、どこでも視聴していただくことができるようになりました。
今回の選挙が無投票に終わったことにより、私たち議員も、市民の皆さまに自身の政策を直接訴える大切な機会を逃しました。だからこそ、「開かれた」議場で、市政の重要な課題について、議員一人一人が正しいと思うことを堂々と主張し、討議を深めることで議論の質を高めることが必要だと思っています。それこそが政策の実行力を高め、市民の皆さまの議会への理解を促進することにつながっていくと確信をしております。
2点目に、「市民参加と協働の推進」を挙げます。市民の皆さまの声を政策形成の出発点とするため、初期の段階から反映させる仕組みを強化したいと考えています。皆さまとの意見交換会など対話の機会を定期的に設け、連携した協働のまちづくりを推進いたします。さらには、議会での討議内容や決定プロセスを市民に分かりやすく伝える情報発信を強化し、住民参加の風土を醸成していきたいという思いでおります。
倉吉市では、「人口減少」、「中山間、過疎地域の持続的発展」、「保育所再編」などたくさんの課題があることは、全ての議員が認識し、その解決策もそれぞれ一所懸命に考えています。私も、自身の信条である「前向きな挑戦」をもって、市議会が一体となって倉吉市の課題解決に取り組めるよう努力してまいります。
本年も市議会に対し、さらなるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとりまして幸せで実り多く、飛躍の年となりますことを心より祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。
倉吉市議会議長
福谷直美
