くらし 第6回 こんにちは!地域おこし協力隊 浅野めぐみです

茨城県出身。宮城県の大学で観光まちづくり学を専攻。
出会った智頭町の人々のあたたかさに心を動かされ、卒業と同時に移住。現在は地域おこし協力隊として、毎日奮闘中。智頭町が誰かにとっての「第二の故郷」となるような、心温まる場所をつくりたい。その想いを胸に、地域の皆さんと共に力を合わせ、日々活動を続けています。

■協力隊としての活動と「ちづ近菜菜」
協力隊として智頭町で活動を始めて、今月で1年8か月になります。様々な活動をしていく中で、特に大切にしてきた活動のひとつが「ちづ近菜菜」です。このイベントは町内で採れた新鮮な野菜を生産者さんから直接買えるお野菜市です。町内産の野菜を買う場所が少なくなったことを受け、「智頭の野菜を買いたい」という声から始まりました。

▽口コミで広がるつながり
昨年は17回、今年は19回開催し、多くの人にお越しいただきました。アンケートでは参加者の約4割が口コミで知ったと答え、地域の人同士の声やつながりが、イベントを広げる力になっていることがわかります。来場の理由は「買い物」が中心で、特に60代・70代の人が多く、女性の割合が半分以上を占めています。買い物のついでに立ち寄る人も多く、生産者さんとの会話を楽しみに来てくださる人も増えています。だからこそ、野菜を買うだけでなく、町の人と話す時間や地域の声を聞くことを何よりも大切にしています。こうした小さな交流が、町のつながりを少しずつ広げていると感じています。

▽来年に向けて
来年は、特に女性向けの告知を強化し、土日の開催を中心に出店店舗を増やすことで、より多くの人に楽しんでいただけるようにしたいと思っています。生鮮品以外の出店も増やし、世代を超えた交流の場として、町の皆さんと一緒に育てていけたらと思います。