健康 世代を超えて歯を守る! -いつまでも健康な歯で-(1)

大切な歯、守れていますか?実は、お口の健康は全身の健康と深くつながっています。
今月は、子どもから大人まで、南部町で行われている歯の健康の取り組みをご紹介します。

■~生涯食べる喜びを~

○南部町の輝く歯(シ)ニア その秘訣に迫る
今回は、東西町にお住まいの長谷川愛子さん(96歳)と阿部榮子さん(90歳)をご紹介します。お2人は、ご自身の元気な歯で毎日おいしく食事をされており、その秘訣を伺いました。
長谷川さんは、子どもの頃から歯が丈夫だったわけではなく、30歳になる頃に受診した歯科医院で先生から歯茎のマッサージを教わり、それ以来、なんと60年以上も毎日続けているそうです。
「あの時、信頼できる先生に出会えたおかげで、元気な歯を保てている。」と話してくださいました。
阿部さんも同様に20年前までは、歯が丈夫ではなかったといいます。しかし、受診した歯科医院で良い先生に出会ったことがきっかけで、歯のケアをするようになりました。夕食後の歯磨きの前にする「歯のお掃除」が秘訣、と話す阿部さん。毎日、歯の隙間を1本1本時間をかけてお掃除します。
お2人のお話から共通して見えてくるのは、日々の積み重ねと、歯の健康に対する意識の高さです。特別なことはなくても、「毎日の丁寧なケア」と「定期的な専門家によるチェック」が、長年にわたる歯の健康を支えていることがわかります。
今でもスルメのような硬いものでも食べられるというお2人。「自分の歯で美味しいものを食べ、こうして友人たちとおしゃべりできるのが幸せ」と語ってくださいました。

○みんなでブクブク!~フッ化物洗口~
すみれこども園では、先生の「フッ化するよ!」の合図で、子どもたちはコップを持ち、並んで席につきます。先生の歌に合わせながらお口の体操をしたあと、みんなで顔を合わせながら、ブクブクうがいをしていました。
フッ化物洗口は、園児たちが集団で楽しく取り組めるため、無理なく習慣化できます。丈夫な歯を育てることは、生涯にわたる健康な食生活の基礎となります。
町では保育園・こども園でのフッ化物洗口を通じて、子どもたちの歯の健康意識の向上を目指しています。