- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2026年2月号
松江の文化力の次世代を担う人を紹介します!
■Vol.25 オリジナル脚本で島根を発信
伊藤圭祐(いとうけいすけ)
松江市出身。高校時代から演劇に興味を持つ。岡山よりUターンし、仕事をしながら、週末は劇団の活動に取り組む。
私が代表を務める「島根神在劇団」・通称「シンゲキ」は、2023年から活動を続けています。
現在は、松江在住者を中心に15人が在籍しており、その多くが学生時代に演劇を経験しています。島根県内にはいくつかの劇団がありますが、若い世代がより気軽に演劇に触れ、挑戦できる場所が欲しいという声が多くあり、そうした想いに応える形で新しい環境を立ち上げました。
私たちの活動は、主に年2回、県民会館や市民活動センターで行う公演と、その前に約3カ月間続く稽古が中心です。自前の劇場がないため、普段は公民館を借りて、稽古に励んでいます。公演ではすべてオリジナル脚本を使用し、コメディやミュージカルなどの幅広い表現方法を用いています。世界観をゼロから仲間と作り上げていく過程はシンゲキならではの醍醐味です。また、公演ごとに一般公募やゲスト出演者を迎え、大学生から60代までの幅広い世代が一つの作品に向かう舞台は、エネルギーに満ち溢れた大きな見どころとなっています。
「演劇」と一言で言っても、それに関わる人の役割はさまざまです。演者として舞台に立ちたい人もいれば、裏方として作品づくりを支えたい人もいます。私自身は、役者だけでなく、劇団の脚本・演出も任されており、舞台の表と裏に立つ全員の持ち味を引き出しながら、お客様を惹き付ける内容に仕上げていくことに悩みつつも楽しさを感じています。
今後は、島根にある素材や風景、人々の想いを脚本に織り込み、地域に根ざす作品を生み出していきたいと考えています。いつか『島根に行ったらシンゲキがあるよね』と言っていただける劇団をめざしてこれからも活動を続けていきます。
この記事に関する問い合わせ:文化振興課
【電話】55-5517
島根神在劇団(シンゲキ)…インスタグラムは本紙の二次元コードから
