- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年8月号
■VOL.6 それぞれの『なんかいいかも』
こんにちは!協力隊9期生の森山です。15年ぶりに松江にUターンし、2年目を迎えました。
以前はジュエリー販売の仕事をしていて、来店したときよりワクワクしながら帰るお客様の姿をみるのがすごく好きでした。暮らしの中で少しでも充実した気持ちになると自然と元気が出たり、一歩踏み出せたりするのを間近で見て感じ、その楽しさをもっと広くいろんな人と共有できたらと思うようになりました。
同時に松江の文化や歴史、自然の豊かさなどを前より「いいな」と感じることが増え、何よりそれぞれに熱い想いを持った人がめちゃくちゃ多い!と気づきました。その半面、島根・松江を知らない人も多く「松江の魅力と暮らしの中の小さな気づきやワクワクを伝えたい」と思うようになったとき、地域おこし協力隊に出会い、応募しました。
モノや体験、人との関わりを通して松江の魅力や暮らしの中の小さなワクワクを伝えられるよう、まずは松江を知ることから始めました。そんな中での出会いの一つが海洋プラスチックです。
Uターンして一番印象的だったのは島根半島の海!透き通っていてとても綺麗で、珍しい地形や歴史との関連性に惹かれました。一方で、漂着ごみの多さにも驚きました。「このギャップも含めて楽しく伝えたい」と思い、流れ着いたプラスチックを使った雑貨やアクセサリーづくりのワークショップをしている方とつながり、一緒に活動をしています。
ほかにも、高齢の方のデジタルギャップを埋めるお手伝いでスマホ相談会を開催したり、モノや体験から始まるきっかけづくりに取り組んでいます。
そして活動の中でも想いをもった魅力的な人との出会いばかり!
挙げるとキリがないのですが協力隊も今年10年目で8割以上がそのまま松江に定住しています。一人一人松江の見方や関わり方が違っていて、協力隊の活動を追うだけでもヒト・モノ・コトがたくさん見えてきます。
引き続き松江の魅力と松江の暮らしの中の小さな変化や気づきを自分の目線からいろんな形でお伝えし、誰かにとっての「なんかいいな」「行ってみたい、やってみたい」につながるきっかけづくりをしていけたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。