- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2026年1月号
■新年のごあいさつ
◯病院事業管理者
大谷 順(おおたにじゅん)
新年あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、清々しい新春をお迎えのこととお慶びを申し上げます。
新しい年の幕開けにあたり、まずお詫び申し上げます。昨年は、一部職員による不祥事で多大なるご心配をおかけいたしました。また、公立病院の構造的な経営不振につきましても、ご不安を生じさせていること、重ねてお詫び申し上げます。寄せられている信頼の重みを胸に深く刻み、信頼回復に全力を尽くす所存です。
さて、今年の干支は丙午(ひのえうま)です。「丙」の炎のように勢いがあり、物事が大きく動き成就する年、また、古い価値観がリセットされ、新しい循環が始まる年ともされています。
この干支にあやかり、私たちはこれまでの反省を組織変革のエネルギーとして、「変革と再生」を合言葉に信頼回復と医療の質の向上に邁進いたします。
昨年誕生した新政権は、「全世代型社会保障」の確立と、医療提供体制の抜本的な効率化を強く求めています。言い換えれば「住民の安心を将来的に担保する、現実的かつ持続可能な経営体制を構築せよ」ということでしょう。
そこで当院は、丙午の勢いも借りて以下の取り組みを行います。
まず、不祥事を受け、倫理観の醸成に努めます。また、デジタル技術を活用したリスキリング(学び直し)も推進し、業務効率を改善します。地域で求められる急性期医療に注力し、「ハイケアユニット(高度治療室)」を新設します。そして、皆様が病気を乗り越えた後、昨年申し上げた「いい塩梅な生活」に戻れるよう、多職種連携や在宅医療支援を強化します。これらは地域包括ケアシステム、病院経営の健全化両面につながる重要な変革です。
今年の干支が示すように、当院は、組織として大いなる「変革」と「再生」を期し、真に信頼される医療を提供し続けます。
本年が、皆様にとって、健康と喜びに満ちた、実りある一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
◯院長
西 英明(にしひであき)
新年あけましておめでとうございます。
本年が皆様にとって、良い年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
令和8年の干支は“丙午(ひのえうま)”です。根も葉もない迷信の影響で、過去の丙午には、出産を控える夫婦が増え、出生数が激減する現象が起きていました。60年前の昭和41年の丙午には、出生数が前年より25%も減少しました。今年の“令和の丙午”はどうなるのでしょうか。言うまでもなく“子は国の宝”です。少子化、人口減少の進む日本、特にその最先端を走る雲南圏域では、出生数の維持は、大命題です。それ故“丙午の迷信”などものともせず、一人でも多くの赤ちゃんが元気に生まれてくることを祈るばかりです。
昨年11月7日に雲南市役所で、第3回母子健康推進ネットワーク懇話会が開催されました。この懇話会は、働く世代・子育て世代の運動器の健康を支援する環境整備のため、専門家との意見交換の場として開催されたものです。まず全国の子育て支援の各団体から話題提供があり、次に雲南市と雲南市立病院から現在の取り組みについて発表がありました。その後の意見交換では、各団体の今後の取り組みについて活発に議論されました。このような議論を通して、子育て世代の支援とともに、出産、育児をしやすい雲南市を築いていくことが、この圏域の少子化・人口減少対策につながると確信させる内容でした。
わが雲南市立病院は、雲南圏域で唯一の産婦人科医が常勤の、お産のできる病院です。昨今の産婦人科医不足の影響で、当院の出産数維持も厳しい状況にありますが、何とか現状維持、できれば増員を図り、周産期医療を充実させたいと考えています。さらに雲南市と協力して、子育て支援事業にも積極的に参画してまいります。
今年この雲南圏域で、一人でも多くの赤ちゃんが生まれて、元気に育ってくれる事を祈念しております。今年も雲南市立病院を宜しくお願いいたします。
