健康 まちづくり工房 うんなん活動記

■第2回 地域の皆さんと健康を語り合いました
まちづくり工房うんなんでは、病院と地域をつなぎ、住民が安心して暮らせるまちをつくるための活動を続けています。11月26日には、三刀屋交流センターで住民の皆さんと雲南市立病院や平成記念病院スタッフが直接語り合う会を開催しました。これまで病院は“来てもらう場所”という印象が強くありましたが、今回は医師や看護師が地域に出向き、住民の声を聴くことを目的とした新しい取り組みとなりました。
交流会では、普段なかなか相談できない健康の不安や、生活の中で感じている心配事が自然と語られました。一人暮らしの心細さや、難聴や認知症への不安、サプリメントに関する疑問など、生活に密着した切実な思いが次々と伝えられました。参加した高齢の方々は、「病院の方が地域に来てくれるだけで安心する」と話し、これまでの“病院は遠い存在”という感覚が少しずつ変わっていく様子が感じられました。
医師や看護師は、その場で住民の問いに丁寧に答えながら、病院として改善できる点は持ち帰って早急に対応する姿勢を示しました。特に、病院での名前呼びに関する抵抗感や、接遇への希望は重要な意見として受け止められ、地域の声が医療現場を変えるきっかけになることを実感しました。
話題は健康だけでなく、公共交通の情報が届きにくい現状など、生活全体に関わる課題にも広がりました。病院単独で解決できることばかりではありませんが、住民が抱える不便や不安を医療者が共有することで、地域と病院が同じ方向を向き始める重要な一歩となりました。
今回の交流会を通じて、住民の声は医療を支える大切な資源であり、病院は地域に寄り添う形で変わっていけることを改めて感じました。さらに、平成記念病院と雲南市立病院の職員が同じ場所で対話する機会を持つことによって、雲南市での多職種連携がさらに深まる可能性を感じました。

まちづくり工房うんなんは、これからも病院と地域の距離を縮め、共に安心して暮らせるまちをつくっていきます。