くらし 知っとる?脱炭素

■第29回 電気自動車ってどんなもの?
電気自動車とは、ガソリンではなく電気で動く自動車のことです。
電気自動車は、バッテリーに蓄えられた電気エネルギーをモーターで動力に変換させることで走ります。ガソリン車と比較すると、車両価格が高い、充電に時間がかかる、走行距離が短い等のデメリットはありますが、その一方で多くのメリットもあります。

▽電気自動車の特徴
一般のガソリン車は、エンジンでガソリンを燃焼するため、マフラーから二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NO10.)などの多くの化学物質を含む排気ガスを排出します。一方で、電気自動車は、バッテリーに貯められた電気でモーターを動かしタイヤを駆動させるため、走行中に排気ガスを排出することはありません。
電気自動車は、ガソリン車のようにエンジンで燃焼する音や振動がなく、静かに走ることができます。また、ガソリン車は、信号待ちで停車している時に振動と騒音が発生しますが、電気自動車に搭載されているモーターは、電力が供給されない限り作動しません。そのため、停車中も振動や騒音が発生することはありません。
その他の特徴として、災害時に非常用電源として活用できることや、燃料費を削減できることなどが期待されます。