- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県岡山市
- 広報紙名 : 市民のひろばおかやま 2025年6月号 No.1473
◆今年は!「新たな倭国論」をさらに深掘りしていきます!
・二頭政治を裏付ける、新しい発見があるかも!
▽深掘りその1 大型古墳の測量調査 9基の大型古墳を調査。倭国の謎に迫る!
岡山市に眠る全長100mを超える大型古墳の調査を始めます。対象となる古墳は、築造時期が造山古墳以前の浦間茶臼山古墳(東区浦間)や小盛山古墳(北区平山)など、国指定史跡を含む9基。調査の成果はSNSで発信します。そして日本遺産の登録や新たな史跡指定を目指します。
▽深掘りその2 造山古墳と陪塚の築造当時の姿をCGで再現 VR映像でよみがえる、築造当時の造山古墳
造山古墳と6基の陪塚のVR動画を制作しています。築造当時の堂々たる姿を、まるでその場にいるかのように体験でき、古代吉備の強大さを実感できます。動画は造山古墳ビジターセンターで視聴できる予定です。
▽深掘りその3 馬型帯鉤・盾形埴輪の複製品を初めて制作 貴重な出土品をレプリカにして制作・展示
榊山古墳から出土した、青銅製の帯留めである馬型帯鉤や盾形埴輪などを複製し、造山古墳ビジターセンターで展示します。豊かな出土品からは、古代吉備における朝鮮半島との交流がうかがえます。
◆行ってみよう!吉備の歴史ロマンを堪能! 「岡山市造山古墳ビジターセンター」
造山古墳を訪れるなら、2020年にオープンしたビジターセンターにも立ち寄ってみましょう。
出土品のレプリカをはじめ、古墳にまつわる興味深い展示や情報に出合えます。さらに、日本遺産に認定された「『桃太郎伝説』の生まれたまちおかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~」の情報や、吉備路の観光情報も発信しています。
▽岡山市北区新庄下789
開館時間:10:00~15:00
休み:月曜日(祝日の場合は直後の平日)年末年始
駐車場:あり
問合せ:観光振興課
【電話】086-803-1332
ビジターセンターには「造山古墳蘇生会」のメンバーが常駐し、観光客や授業で訪れる子どもたちに、造山古墳群の歴史的価値を伝えています。古墳巡りのアドバイスなど、興味深い話も聞けますよ。
造山古墳蘇生会
会長 定廣さん
・古墳以外にも見どころはありますか?
・岡山市は歴史・文化遺産の宝庫なんです!
市内には、日本遺産、万富東大寺瓦窯跡、岡山城など、古墳以外にも市民が誇れる歴史・文化遺産がたくさんあります。それらを県内外の人たちに貴重な観光資源としてアピールしているんです。日本を代表するような歴史・文化遺産が、途切れることなく連綿と紡がれています。
◆今、注目すべき歴史・文化遺産は?
▽日本遺産 「桃太郎伝説」の生まれたまちおかやま
~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
吉備には、吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼である温羅(うら)を退治した伝説があり、舞台となった「鬼ノ城」や、命(みこと)の盾となった巨石群が今も残っています。この鬼退治の物語が、桃太郎伝説の原型ともされ、古代吉備の繁栄を今に伝えています。
▽日本遺産 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
~北前船寄港地・船主集落~
江戸中期から明治時代に、瀬戸内海と日本海を航海した北前船は沿岸の港に巨万の富をもたらしました。西大寺会陽など東区西大寺地区の歴史文化遺産が構成文化財として登録され、海に命をかけた男たちのロマンを今に伝えています。
▽戦国時代を彩る、宇喜多直家公ゆかりの城
岡山には、備前・美作一帯を統一した戦国大名の宇喜多直家公にまつわる城が残っています。岡山城をはじめ、乙子城、亀山城、金川城などなど。戦国の世に思いを馳せながら、城巡りをしてみては。
▽2027年1月(予定)岡山市で東大寺サミット開催
奈良県の東大寺の造営・再建に関わった自治体が集い、文化遺産を活用した地域づくりを目指します。東区瀬戸町万富地区では、源平合戦で焼け落ちた東大寺再建のための瓦を生産していました。
◆歴史が苦手な人も、ちょっと歴旅(レキタビ)しませんか?
▽あなたの知らない岡山の歴史、再発見!「おかやまレキタビ」
・詳細はコチラ
※QRコードは広報紙をご覧ください。
「本能寺の変は、岡山の武将が引き金?」「児島湾は全国で初めての人工湖だった」「岡山の発展は宇喜多直家公のおかげ?」など、知っているようで知らない岡山の歴史を探しに行きませんか。このほか、ミニクイズや岡山の歴史を巡る旅のモデルコース、インスタ映えスポットなども紹介。ちょっと気になる…と思ったら右上のQRコードをチェック!
・いろんな歴史ロマンがまだまだあるんですね!
・これからも岡山市の歴史に注目です!
問合せ:プロモーション・MICE推進課
【電話】086-803-1333