くらし ほのぼの家族No.332 違いを認めよう!

父:よく行くコンビニに「外国人従業員についてのお願い」という張り紙がしてあったから、知り合いの店長に、何があったのか尋ねてみたんだ。
真理:その張り紙、私も見たよ。何があったのかな?
父:外国人の従業員に、商品のことを尋ねてもうまく伝わらない時などに「おまえ日本語が分かってるのか!」などと一方的に怒鳴る客がいるそうなんだ。
祖父:そんなに怒鳴られたら落ち込むわのぉ。
父:その従業員も、自分の存在を否定されたようでつらい気持ちになったそうなんだ。
真理:そんなことがあったから張り紙をしたのか。
父:従業員同士でも、うまく指示が伝わらないと「外国人と一緒に働くと疲れるわ!」と、イライラをぶつけるようなことを言う従業員もいるそうなんだ。
祖母:客も従業員も、どうして外国人の従業員が傷つくような言い方をしてしまうのかねぇ。
父:見た目が外国人だったり、日本語がうまく通じなかったりすると、自分たちとはどこか違うと思い、不安や不満のはけ口にしてしまうんだろうな。
祖父:そうならんようにせんといけんわのぉ。
父:だから店長は「従業員は平等です」「外国人だからという理由で、乱暴な言葉をかけないでください」という張り紙をして、外国人従業員の人権を守ろうとしたんだな。
母:お互いに違いを認め合って、その人の置かれている立場も想像することね。
真理:今度コンビニに行ったら、その従業員に分かりやすい日本語で話してみるよ。

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