くらし 生まれも育ちも津山地域 つやま和牛初出荷から10周年

■自分たちの手で「つやま」の名が付くブランド和牛を
津山では古くから、子牛を育てて出荷する繁殖農家が多く、全国のブランド和牛の元となる子牛を出荷してきました。
そんな技量を持つ農家の皆さんが「自分たちの手でブランド牛を育てたい」と、平成26年に「つやま和牛」の肥育(出荷するために肉の質と量を高められるように飼育すること)への挑戦を開始。平成28年4月の初出荷から10周年を迎えました。

◇知ってる?つやま和牛4つのこだわり
・生まれも育ちも津山地域
新鮮で澄んだ空気、盆地特有の寒暖差、清涼な水。津山地域の豊かな気候・風土の中で育ちます。

・バランスのよいコストと肉質
出荷されるのは、月齢28カ月以上または肥育期間がおおむね18カ月以上の牛で、肉がおいしくなる時期と肥育コストのベストバランスのタイミングで出荷しています。

・肉質等級3等級以上
等級3級以上でないと「つやま和牛」とは認定されません。

・地元産の安心・安全な飼料
津山産小麦のふすま(小麦を粉にする際に出る表皮部分)を仕上げ期に与えます。

繁殖と肥育では、えさも育て方もまったく異なります。そんな大変な挑戦に、現在、10軒の農家の皆さんが取り組んでいます。
皆さんの努力で、最初は1年に20頭程度だった出荷数が、今では約100頭に増えました。
(農業振興課 主事 久常友也)

◇どこで買えるの?食べられるの?
つやま和牛を買ったり食べたりできる店も増加。令和3年と比べて約4倍の40店舗(令和7年3月31日現在)に増えています。
お店の一覧は、地域商社 曲辰(かねたつ)ホームページで確認できます。

問合せ:農業振興課
【電話】32-2079