- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県井原市
- 広報紙名 : 広報いばら 2025年8月号
認知症は、誰もがなりうる病気です。自分自身や大切な人が認知症と診断されることも、決して特別なことではなく、地域の中で、職場で、家族の中で、認知症の人と自然に出会うことが当たり前になっています。認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を目指すためには、一人一人が認知症について正しく理解し、ともに支え合う地域づくりが大切です。
■2040年高齢者の約15%が認知症に!?
厚生労働省によると、団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には、認知症患者が約584万人に上ると推計されています。また、認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」を含めると、高齢者のおよそ3人に1人が何らかの認知機能の問題を抱えるものと予想されています。
※軽度認知障害(MCI):物忘れなどの軽度認知機能障害が認められるが、日常生活は自立しているため、認知症とは診断されない状態。
■毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」
アルツハイマー病に対する理解を深め、認知症の人とその家族への支援を広げる国際的な記念日です。この時期にあわせ、認知症をテーマにした介護予防講演会やパネル展、街頭での啓発活動など、さまざまな取り組みを実施します。
■認知症『企業サポーター』and『キッズサポーター』養成講座 受講者募集
認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、認知症の人とその家族を温かく見守る地域の応援者です。養成講座を受講いただくと、どなたでも認知症サポーターになることができます。
内容:
・認知症に関する講話
・DVD視聴
・グループワークなど
対象:市内の事業所および小学校・中学校・高等学校
受講料:無料
■「認知症サポート事業所登録事業」認知症にやさしい事業所を目指しませんか?
認知症の正しい知識や適切な対応方法を学んだ「認知症サポーター」がいる店舗や事業所を市が『認知症サポート事業所』として登録し、市ホームページで紹介するとともに、ステッカーを交付しています。
※詳しくは、市ホームページをご覧ください。
問合せ:2階、地域包括支援センター
【電話】62-9552