くらし 令和8年 新年のごあいさつ

■「ワンチーム」で活気と笑顔あふれる赤磐市を
赤磐市長　前田　正之
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、清々しい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
旧年中は、市政運営に対し多大なるご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
市長就任後、最初の新年を迎え、市政を担う責任の重さを改めて胸に刻み、決意を新たにしております。
昨年は、市内各地域の区長・町内会長をはじめ、多くの市民の皆さまに意見をお聞きしました。地域で抱えている課題や今後のまちづくりについて、多岐にわたるご意見をいただき、活発な意見交換を行うことができました。今後、「地域性」を活かしたまちづくりを進めていくため、皆さまからいただいた貴重なご意見をもとに、具体的な政策を実行してまいります。
また、赤磐市のまちづくりの羅針盤となる「第3次赤磐市総合計画」を策定いたしました。この計画は、まちづくりの将来像を実現するための道筋を示すものです。本年は、「産業が活性化したまち」「子育て・教育環境が整ったまち」「住んでいて安心安全なまち」の3つの重点戦略を展開し、各種施策に全力で取り組んでまいります。
現在、河本・岩田地区において、暮らしやすく魅力ある市街地をつくる取り組みとして新拠点整備を行っております。今後の進捗状況につきましては、しっかりとお知らせしてまいります。
引き続き、市民の皆さまの声に真摯に耳を傾け、赤磐市全体が「ワンチーム」となり、活気と笑顔あふれる赤磐市を目指してまいります。
結びに、皆さまの益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■ウェルビーイングの実現
赤磐市教育委員会教育長　坪井　秀樹
明けましておめでとうございます。
教育委員会では、令和7年度から10年度までの新たな教育大綱と位置付けた「赤磐市教育振興基本計画」を策定しました。「多様な学びで未来を創る赤磐の教育」を基本理念として、少子高齢化・高度情報化・グローバル化・価値観の多様化という教育を取り巻く社会環境の変化にしなやかに対応しつつ、安全・安心の確保や学力のさらなる向上、地域の文化・芸術、スポーツ振興などのさまざまな教育課題の解決に引き続き取り組みます。
学校教育においては、子どもたち自身のウェルビーイングを実現するために「夢に向かって一人一人が伸びる」多様な学びの実現を目指し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実していく令和の日本型学校教育を推進します。同時に、いじめ・不登校などの課題解決を図るとともに、多様な社会貢献活動や体験活動を推進します。
社会教育においては、市民のウェルビーイング実現のため、社会教育施設、スポーツ施設などにおいて、生涯学び、活躍できる場の提供と環境整備に努めます。また、性別や障がいの有無などに関わらず、心身ともに健康で充実感が得られる生涯学習活動の展開に努め、お互いに多様性を認められる共生社会の実現を目指します。さらに、市内の貴重な文化財保護を進めるとともに、地域に根ざした文化・芸術活動の魅力を伝え、発信する活動を促進します。
※「ウェルビーイング(Well-being)」とは、人それぞれが幸せや生きがいを感じるとともに、人を取り巻く場や地域が幸せや豊かさを感じられる良い状態のことです。

■信頼される議会づくりを目指し前進
赤磐市議会議長　佐藤　武文
市民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのことと、謹んでお喜び申し上げます。
昨年は市長・市議会議員選挙が行われ、新たな議員が選出されました。「選んで良かった」と感じていただけるよう、18人の議員がさまざまな課題に取り組み、信頼される議会づくりを目指して、本年も努めてまいります。
本市の大きな今年の課題は、新拠点整備計画の今後の展開と大型商業施設などの企業立地時期の見通しであると考えております。現在、民間開発事業者が造成工事を開始し、事業は着々と進められていますが、大型商業施設などの企業立地は赤磐市が直接行っている事業ではないため、議会としても詳細は把握しておりません。
議会においては、新拠点整備計画の事務事業について調査の必要があると判断し、百条委員会を設置しました。調査項目も多岐に渡るため、調査には約1年を要する見込みです。調査の進捗や結果について、改めて市民の皆さまにご報告いたします。
合併から20年が経過しましたが、市民の皆さまが望まれる「まちづくり」はまだまだ実現しているとは思えません。議会も改革を進め、「信頼される議会づくり」と「議会が変わった、良くなった」と実感していただけるよう、前進してまいります。
本年が赤磐市のさらなる発展の年に、また、市民の皆さまにとってご多幸の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。