くらし 解説!村のあれってどうなっとん?西粟倉の「今」を紐解く(2)

▼令和7年度事業を紹介
令和7年度の当初予算に計上した事業について、一部になりますが紹介します。

▽地域脱炭素移行・再エネ推進事業…5億1569万2000円
令和4年4月に脱炭素先行地域として選ばれ、村の公共施設など(庁舎、学校、公営住宅など)の屋根などに太陽光・蓄電電池を導入、また、小水力発電を新設するとともに、既存の小水力発電・木質バイオマス発電を活用することで村の脱炭素を目指します。
今年度は、村営中土居住宅に太陽光パネルを設置する予定です。

▽2025大阪万博推進事業…149万3000円
今年の4月13日から10月13日まで大阪で開催される「大阪・関西万博」に出展します。会場では、日本全国の地方自治体が地方創生SDGsの取り組みを紹介する展示イベント「地方創生SDGsフェス」が開催されます。
このイベントでは、村の「百年の森林(もり)構想」を広く知っていただくため、ブース展示を行います。ブースでは、映像・香り・音・手触りを通じて森林の魅力を体感していただき、村の「これまでの50年」と「これからの50年」を来場者の皆さまに感じていただけるような展示を行います。

▽学校施設整備事業…805万9000円
老朽化が進んでいる村内の学校(幼・小・中)のトイレを和式から洋式への変更など整備を行います。今年度では、小学校トイレの設計を行い、来年度に工事を行います。

▽推進交付金・関係人口創出プラットフォーム構築事業…5272万0000円
昨今、村の取り組みによって移住者が増えている一方、住む家が不足しています。
新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)を用いて、世帯向けのユニット型実証住宅の建設を行います。

▽環境資本の魅力化推進事業…194万3000円
この事業は、たくさんの生き物が生息できるよう環境を整備し、命の賑わいに溢れ、そして夢中になって遊ぶ川ガキ(川で遊ぶ子どもたち)たちの姿がある川を取り戻すことに挑戦します。

▽地区と連携した住宅建設のための用地取得…790万0000円
村の住宅不足、地区の担い手の減少、高齢化社会が課題となっています。この村と地区の課題解決に向け、地区の受け入れも含めた住宅用地の検討を行い、村が建設を事業化する取り組みがスタートしています。