くらし 脱炭素先行地域にしあわくらVol.4

■太陽光導入事業
西粟倉村では、脱炭素先行地域事業の一環として再生可能エネルギーの導入を進めており、特に設置がしやすく比較的コストも抑えられる太陽光発電を中心に展開しています。現在は地域新電力会社の百森でんきがPPA(電力購入契約)事業を活用し、公共施設に太陽光パネルを設置しています。設置や管理費用は百森でんきが負担し、施設側は通常より安価な電力を利用できる仕組みです。課題としては、山間部特有の日照時間の短さによる発電効率の低下や、天候により発電量が不安定になる点が挙げられます。今後は村が直接設備を導入するのではなく、百森でんきのような地域企業と連携し、住民や地域の事業者への普及と活用を後押ししていく方針です。