くらし 地域包括支援センターだより No.83

■みんなで防ごう!高齢者虐待
高齢者虐待は、誰にでも起こり得る身近な問題です。高齢者虐待を防ぐためには、地域の気づきや見守り、虐待について一人ひとりが正しく理解することが大切です。

▽高齢者虐待の行為
高齢者虐待には次のような行為があります。
・身体的虐待…たたく・蹴る・つねる、無理やり食事を口に入れる
・心理的虐待…怒鳴る・ののしる、意図的に無視をする
・介護・世話の放棄…脱水症状や栄養失調の状態にある、必要な医療や介護サービスを受けさせない
・性的虐待…排せつの失敗に対する罰として、下半身を裸にして放置する
・経済的虐待…本人の年金や貯金を勝手に使う、本人に必要なお金を渡さない
※中でも起こりやすいと言えるのが「心理的虐待」です。「はよーせえ!」「何しょん!」「何でこんなこともできんのんなら!」と大きな声で怒鳴ったり、排泄の失敗や食べこぼしなどを嘲笑したりすることも心理的虐待にあたります。

■見逃さないで!虐待の小さなサイン[SOS]
(1)不自然なけがをしていることが多い
(2)部屋や住居が極めて不衛生で、異臭がする
(3)お金はあるはずなのに、ちょっとした買い物の支払いができない
(4)自宅から、高齢者や家族の怒鳴り声・悲鳴が聞こえる

▽虐待防止に地域でできること
地域住民同士の声かけや見守りが、高齢者虐待の防止につながります。高齢者やその家族のちょっとした変化に気づき、声をかけ、異変を感じたときは、地域包括支援センターに相談してください。

▽介護を頑張りすぎていませんか?
高齢者虐待の主な原因として、介護疲れやストレスがあります。
介護サービスを活用し、家族の介護負担を減らすことが大切です。介護の負担が大きいと感じている人は、地域包括支援センターにご相談ください。

問合せ:久米南町地域包括支援センター(役場 保健福祉課内)
【電話】728-2090