- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県久米南町
- 広報紙名 : 広報くめなん 令和7年6月号
◆長年ブドウ産地の再興に尽力 青山仁さんに黄綬褒章
令和7年春の褒章が4月29日に発令され、ブドウ生産者の青山仁さん(山手)が、黄綬褒章を受章されました。
平成16年から18年間にわたり、JAの久米南ぶどう部会長を務められた青山さん。産地の高齢化や耕作放棄地の増加を目の当たりにし「このまま放っておくわけにはいかない」との強い思いから、耕作放棄地の再生や大規模ぶどう団地造成の働きかけ、新規就農者の確保・育成に尽力されました。
現在では、部会員40人のうち、30人以上が地元以外からの就農者。誰も欠けることなく、担い手としてブドウ作りに情熱を傾けています。そして、令和5年には過去最高の販売金額を達成しました。
「受章は私一人のものではありません。多くの関係者からの支援や就農した皆さんの頑張りがあってこそ」との言葉に、青山さんの人柄がにじみます。おめでとうございます。
◆目指せ出荷500本!弓削小でキュウリを定植
小さな生産者らのキュウリ栽培が今年もスタート。弓削小学校の3、4年生8人が5月16日、校内の畑でキュウリの定植作業を行いました。これは、JA晴れの国岡山久米南キュウリ部会(杉本隆志会長)の協力のもと、毎年行っている食農教育の一環。児童らは、同部会員から指導を受けながら、1人2本ずつ、丁寧に苗を植え付けました。
収穫した一部は、JAを通じて市場へ出荷することとしており、4年の山本桜さんは「500本の出荷を目指したい」とやる気満々。昨年は1,000本超のキュウリを収穫し、約300本を出荷した児童たち。おいしいキュウリを作るため、毎日の水やりや草取りなどの作業に励みます。
◆泥だらけになりながら 誕生寺小が手植えに挑戦
米作りについて学ぼうと、誕生寺小学校の4、5、6年生15人が5月30日、北庄の杉山美明さん方の田んぼを訪れ、昔ながらの田植えに挑戦しました。これは、地域の協力のもと行う農業体験学習「誕生寺ふれあい学校」の一環で行われたものです。
児童らは、約3アールの田んぼに入ると、田植え綱に沿って横一列。田んぼのぬかるみに足をとられながら、泥だらけになって、きぬむすめの苗を一つ一つ手で丁寧に植え付けました。
きれいに田植えができた田んぼを見て、目を輝かせる児童たち。秋には再度この田んぼを訪れ、稲刈りを体験する予定です。