イベント 特集 第13回 高校生絵のまち尾道四季展 入賞作品紙上展

尾道賞・秀作
全20点(敬称略)
平成12年から2年に1度開催し、今回で第13回目となる高校生絵のまち尾道四季展。全国18道府県58校から、高校生がそれぞれの視線と感性で尾道を描いた、211点の素晴らしい作品が寄せられました。
尾道市立大学芸術文化学部美術学科の教授・准教授5人による審査の結果、入賞した尾道賞10点、秀作10点の作品を紹介します。
※受賞作品紹介は、本紙またはPDF版をご覧ください。

■第13回高校生 絵のまち尾道四季展審査講評
隔年開催の高校生絵のまち尾道四季展は今年で13回目を迎えました。応募点数は前回より3点減りましたが211点とほぼ同様の点数となりました。この展覧会について全国の高校に広く周知され、リピーターとして出品を心待ちにしていただいたのではないかと感じます。尾道の取材を行い、制作にかかり、出品いただいたことに心より感謝申し上げます。
今回も慎重かつ厳正な審査が行われ、入選点数105点、尾道賞10点、秀作10点が選ばれました。まず入落審査をする際に感じたのは全体的に大変レベルが高く、落選となる作品を選出できるのかという印象でしたが、それでも最終的には何とか105点を選出しました。作品の内容としては、よく描かれる場所を写真に撮り高い技術で描写したもの。また、珍しい興味深い場所を見つけて描いてあるもの。また大人びた表現方法で芸術的だなと感じさせるもの。あるいはユニークなスタイルで一見下手に見えるが愛らしくおもしろいもの。その他いろいろありましたが、どれもしっかりと描き込まれていたり、画面作りが考えられていたりと充実感があり、それぞれの個性に魅力を感じさせられました。次に入選作の中から賞の選考に移ります。先ずは賞候補の数点が選ばれました。この作品の中ではどれがどの賞でも違和感のない素晴らしいレベルでした。5人の審査員の票も割れましたが、ほんの微差で、より多くの審査員の共感を得た作品が尾道賞、秀作の順に決まっていったと思います。
公募展ではよくみられることですが、この展覧会も時代と共に傾向が少しずつ変化しています。各高校で対策も行われていると感じます。写真をそのまま描写した技巧的なものは以前より減ってきて、表現のスタイルが個性的なものが増えました。そんな中で私個人が重要視したいのは、できれば実際に尾道の風景を見て、こんなところが本人にとって興味深かかった、こういう印象だった、と先ずは感じてもらえればと思います。そしてスタイルは何でも自由で構わないので、そのことが観る者に伝われば良い作品ができるのかなと思ったりしています。
最後になりましたがこの展覧会に応募いただいた全国の高校生の皆さん、またご指導にあたられた先生方、そしてその他ご協力いただいた皆様に深く感謝し心より御礼申し上げます。
審査員長 中村 譲(尾道市立大学芸術文化学部美術学科教授)

問合せ:高校生絵のまち尾道四季展実行委員会事務局(尾道市立美術館内)
【電話】0848-23-2281